MotoGP第2戦ポルトガルGPのMotoGPクラス予選が行なわれた。アタック合戦を制してポールポジションを獲得したのは、ドゥカティのエネア・バスティアニーニだった。

 アルガルヴェ・インターナショナル・サーキットを舞台に行なわれているポルトガルGP。2日目も上空は雲に覆われた天候で、気温は21度、路面温度28度のコンディションで予選開始となった。

 予選Q1とQ2の振り分けが決まる初日のプラクティスでは、ドゥカティのエネア・バスティアニーニがトップタイムでQ2へ。そして欧州勢に混ざってヤマハのライダー2名がQ2に直接進出を決めた。

 予選Q1はKTM(GASGAS)、ドゥカティそしてアプリリアによる三つ巴の戦いの構図で始まった。

 Q1前半でトップタイムとなったのは、1分38秒328を記録した注目のルーキーであるペドロ・アコスタ(GASGAS)。2番手には0.012秒の僅差でアレックス・マルケス(グレシーニ)が続き、以降はアレイシ・エスパルガロを筆頭にアプリリア勢が3名続いた。4台のホンダ勢は、Q2進出となるトップ2の争いには全く食い込めていない状況だった。

 開幕戦から見せ場を作った驚異の新人アコスタは、Q1後半のアタックに向かうとさらにタイムを更新。1分38秒065をマークし、暫定トップの座を固めにかかった。

 その後、現役最年長であるエスパルガロが先輩らしくアコスタを超えるペースを刻んでいくが、最終的にわずかに届かず。その隙にアレックス・マルケスが1000分の5秒と、ごくごくわずかながらアコスタを上回るタイムを記録した。

 Q1最後のアタックで上位タイムを更新するライダーは現れず、アレックス・マルケスとアコスタの2名がQ2へ進出を決めた。ホンダ勢はQ1の下位4台に固まっており、中上貴晶(LCRホンダ)は11番手で敗退となった。

 ポールポジションを争う予選Q2が始まると、まずはマーベリック・ビニャーレス(アプリリア)が1分38秒214をマーク。これがひとまずのターゲットタイムとなる中、マルク・マルケス(グレシーニ)がターン15でクラッシュ。200km/h近くの速度で転倒しグラベルを転がったが、本人は無事。今週末調子を上げて来ていたマルク・マルケスは、悔しさをあらわにしながら急いでスクーターに乗ってピットへと戻り、Q2後半のチャンスに備えた。

 コース上ではアタックが続けられ、タイムは1分37秒台に突入。フランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)が1分37秒942をマークし、暫定トップタイムとした。ホルヘ・マルティン(プラマック)も1分37秒台に入れていたが、彼はトラックリミット違反によるタイム抹消を受けてしまい、ノータイムのままでQ2後半を迎えた。

 マルティンは再びアタックに向かうと、今度はしっかりとラップをまとめ上げて1分37秒812を記録。トップタイムを更新したが、その直後にバスティアニーニが1分37秒706をマークし、さらにトップタイムが塗り替えられた。

 転倒のあったマルク・マルケスはQ2後半のアタックで復帰。まずはゆっくりとしたペースで1周を走り、本命のアタックに入った。

 ラストアタックでは大半のライダーが自己ベストを更新できない中、ビニャーレスのみが最速タイムを上回るペースを発揮。しかし後半のセクター3〜4で遅れ、トップのバスティアニーニには0.082秒及ばない2番手となった。

 マルク・マルケスも自己ベストは更新したものの8番手で、フロントロウに食い込むような速さは発揮できずに予選を終了。

 最終的にポルトガルGPのポールポジションはバスティアニーニとなった。2番手はビニャーレス、3番手がマルティンだ。4番手にはバニャイヤが続いた。なおQ2に進出したヤマハ勢は、ファビオ・クアルタラロが9番手、アレックス・リンスが11番手で予選を終えた。