MotoGP第2戦ポルトガルGP決勝で発生したマルク・マルケス(グレシーニ)とフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)の接触転倒について、ドゥカティのジジ・ダッリーニャ(ゼネラルマネージャー)は「非常に残念だった」と語った。

 ポルトガルGPの決勝レースで、バニャイヤとマルケスはレース終盤に5番手を争った。そしてラスト3周でマルケスはターン5への飛び込みでイン側から仕掛けると、バニャイヤの前に出た。しかし立ち上がりでバニャイヤがクロスラインをとり、イン側から前に出ようとした際に、インを閉めようとしていたマルケスと接触。ふたりは転倒し、マルケスは復帰して16位、バニャイヤはリタイアに終わった。

 このクラッシュはレース後の審議対象とされたが、最終的には両者ともにお咎め無しという判断が下された。

 ただライダー達はそれぞれの見解を持っている。バニャイヤはレーシングインシデントの裁定を受け入れている一方、マルケスはこの接触の原因はバニャイヤにあると考えており、次のように語った。

「結局のところ、僕としてはインシデントじゃなくて、ペッコ(バニャイヤの愛称)のミスだともちろん思っている。彼がやり返そうとしてきた訳だからね。楽観的すぎて、接触が起こり得る状況だった」

 ドゥカティとしては今回のような陣営のライダー同士の接触による転倒は、歓迎できる結果ではないだろう。ゼネラルマネージャーのジジ・ダッリーニャは今回の出来事についてドゥカティ公式サイトに“残念”だということ以外のコメントは不要と語った。

「ペッコとマルクが巻き込まれたインシデントは非常に残念だった。優勝を争うことができない複雑なレースで、チャンピオンシップランキングにおける重要なポイントを獲得するチャンスを、ふたりとも失ってしまったんだ」

「正直なところ、それ以外のコメントは全くもって不要だ」

 なおドゥカティ陣営としては、ホルヘ・マルティン(プラマック)が優勝。そして2位にはファクトリーチームのエネア・バスティアニーニが入るなど、結果だけ見れば良いものだった。

 ポールポジションを獲得し、決勝では昨年のマレーシアGP以来となる表彰台を獲得したバスティアニーニを、ダッリーニャは称賛した。

「ドゥカティもエネアが2位表彰台を獲得してくれた。価値ある結果を得るためには、やり抜く力と決意が必要だ」

「先頭争いに加わることは彼にとって最も重要なことだった。彼はこれを必要としていて、自信を感じてコースを走ることがとても大事だったんだ」

「まだシーズンは始まったばかりだが、この2位は間違いなく勝利と数えられるだろう」