2024年のF1日本GPのフリー走行1回目で、F1公式セッション初走行を経験した岩佐歩夢について、レッドブルのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコが高評価を下した。

 岩佐はダニエル・リカルドのVCARB 01に乗り込み、F1日本GPのFP1に出走。走り慣れた鈴鹿サーキットをF1マシンで21周走行し、ベストタイムは1分32秒103だった。

 このタイムは、同じRBのマシンを走らせた角田裕毅から0.873秒遅れ。しかも予定していたプログラムを順調に消化したことから、チームからも高い評価が下されているという。

 岩佐も走行終了後に記者会見に応じ、「プログラムも順調に進みましたし、自分自身のドライビングパフォーマンス的にも、想定していた以上のラップタイムが出せました。そのあたりは自分でも自信になりました」と語っている。

 この岩佐の走行について、レッドブルのモータースポーツ・アドバイザーを務めるマルコ博士は、オーストリアのテレビ局ORFのインタビューで次のように語った。

「岩佐は、レーシングブルズ(RB)でとても良い仕事をした。そう言わなければならないだろう」

 そうマルコ博士は語った。

「角田との差は1秒以内。とてもポジティブなパフォーマンスだった」

 またRBのレーシングディレクターであるアラン・パルメインも、岩佐のフィードバックを賞賛した。

「今朝、ダニエルの代わりにアユムがマシンに乗った。彼は、完璧な仕事をしてくれた」

 そうパルメインは言う。

「彼はマシンのスピードを上げ、速かった。良いフィードバックももたらしてくれた。アユムは従来のフロアを使い、ユウキが新しいフロアを使った。両者を比較し、正確な評価を得ることができたので、とても良かったと思う」

 ホンダ・レーシング(HRC)の渡辺康治社長は、「もちろんチームが決めることですが、彼がステップアップできる色々なチャンスを提供できるよう、サポートしていきたいと思います」と語っており、岩佐に次なるF1走行のチャンスが訪れるのを心待ちにしたい。