ホンダ・レーシング(HRC)の渡辺康治社長は、F1日本GPを総括。ホンダがF1への参戦を開始してから60年という節目の年の日本GPで、レッドブルの1-2フィニッシュ、そして角田裕毅(RB)の入賞に貢献できたことを喜んだ、

 1964年にホンダはF1への参戦をスタート。今はホンダとしての参戦ではなく、あくまでHRCとしてレッドブル・パワートレインズにパワーユニットの供給&技術サポートを実施しているという立場であるものの、2024年はF1参戦を開始してから60年という節目の年を迎えている。そして2026年からは、ホンダとして正式にF1復帰することが決まっている。

 そんな年の日本GPは、初の春開催。そこで”HRC製”PUを使うレッドブルが1-2フィニッシュ、RBの角田が母国初入賞を手にするという、これ以上ない形で締めくくった。

 この結果についてHRCの渡辺社長は「大変上出来」だと語った。

「我々がF1参戦を開始してから60周年というタイミングの鈴鹿で1-2フィニッシュ、そして角田選手の鈴鹿での初入賞という結果になったことは本当に嬉しいですし、大変上出来だと思います」

 そう渡辺社長は語った。

「RBのピットインの早さは完璧だったと思うし、角田選手も良い走りをしていました。本当に良かったと思います」

「(2026年のことを考えるのは)まだちょっと早いですが、まずは今シーズンのチャンピオン獲得に向け、良い弾みがつきました。そして将来に向けても繋がっていけばいいと思っています」

 従来、日本GPは秋に開催されてきた。しかし今年は前述の通り、初の春開催。HRCのPUを使う2チームも、この雰囲気を楽しんでいたと、渡辺社長は語る。

「桜がたまたま残ってくれました。レッドブルもRBの人たちも、桜が満開で素晴らしいタイミングで開催できて良かったと言ってくれました」

「しかも昨年を超えるお客様(2024年の来場者数は3日間合計で22万9000人。昨年は22万2000人)にお越しいただいて、新しいお客様も増えたと聞いています。我々もレースをやるというモチベーションが上がってきていますし、色んな人たちにこの感動を届けられればいいなと思います」

 HRCとしては、F1ではここ数年好結果を残している。しかし二輪レースの最高峰たるMotoGPでは苦戦続き……渡辺社長はこのMotoGPも含め、二輪のレースも頑張っていくと強調した。

「参戦する全てのカテゴリーで、勝ちに拘っていきたい。二輪も、四輪も頑張ります」

 そう渡辺社長は語った。

「今回、たくさんのファンの方に声をかけていただきました。その中に、二輪も応援していますという声がたくさんあったんですよ」

「その期待にお応えして、二輪もしっかりやっていきます」