F1第4戦日本GPを快勝し、今季3勝目を挙げたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)。レッドブルのモータースポーツ・アドバイザーであるヘルムート・マルコは、フェルスタッペンのレースでの強さを改めて称賛した。

 昨シーズンは22戦中19勝という、記録的な強さを見せてドライバーズタイトル3連覇を果たしたフェルスタッペン。今季はその速さと強さにさらに磨きがかかっているようにも見える。

 開幕戦バーレーンGPではチームメイトのセルジオ・ペレスに22秒もの大差をつけてポール・トゥ・ウインを飾ると、第2戦サウジアラビアGPでも同じくペレスを13秒後ろに従えてポール・トゥ・ウイン。第3戦オーストラリアGPは3戦連続のポールポジションから発進するも序盤にブレーキトラブルに見舞われリタイアとなったが、第4戦日本GPでは再びポール・トゥ・ウインを飾り、メルボルンでのトラブルを除いてはほぼ完璧なシーズンを送っている。

 決勝レースでは序盤スティントでアンダーステアを訴えていたフェルスタッペンは、1回目のピットストップの際にフロントウイングの角度を微調整。その後はアンダーステアになってしまったようだが、マルコはこの変更が多かれ少なかれ必要なものであったと振り返った。

「そもそも、マックスと彼のレースエンジニアはとても経験豊富で、データエンジニアだってそうだ。彼らは何をすれば良いか、そしてマックスの好みが何かも分かっている」

「少なくとも正しい変更だったと思うし、最初のスティントが終わった後、1回目のピットストップで少し調整するだけだった」

 今回のグランプリではフェルスタッペンがロングランペースに不満を漏らす場面もあったが、それでもレース自体はスムーズに進め、いつも通りの完勝を収めた。これについてマルコは、週末のイレギュラーな要素がレースを難しくした部分があると認めつつも、そんなことはフェルスタッペンの前ではあまり大きな問題ではないと考えているようだ。

「ここでは相当なアップデートがあったことを理解してほしい。さらに雨で1セッションが潰れてしまい、気候条件も変わった。それに今日は路面温度が14℃も高くなった」

「それら全てが色々と難しくしたが、我々はフロントウイングに関して良い変更ができたと思う」

「とはいえマックスにとっては、レースになると別の話だ。彼はタイヤが4つ付いてさえいればレースで勝てるんだ」

 またマルコはフェルスタッペンと共に今季3度のワンツーフィニッシュに貢献しているペレスについて、フェルスタッペンと同じセットアップの方向性で走っていることも好結果の一因ではないかとしつつ、とにかくフェルスタッペンに勝てる者はいないと改めて王者を称賛した。

「彼(ペレス)はマックスのセットアップに従っているし、それがとにかく最速のセットアップなんだ」
「それが本当に重要なことだ。違うセットアップだからといってマックスに勝てるわけではないし、とにかく(誰も)マックスには勝てない。それだけだ」