2019年以来、5年ぶりに開催されるF1中国GP。現代F1マシンが安全に走れるよう、路面の段差を削る作業が行なわれた。

 2022年からF1マシンはグランドエフェクト・カーとなり、路面の凹凸に非常に敏感となっている。さらに上海のコースは沼地の上に作られており、地盤沈下の懸念があった。

 現行世代のF1マシンが上海を走り問題が浮上するのを避けるため、サーキットの各所で改修が行なわれ、問題を引き起こす可能性のあるバンプが取り除かれた。

 しかし、5年ぶりの開催で路面の特性に関するデータがあまりに少ないため、各チームにとっては依然として大きな不確定要素となっている。

 さらに今回の中国GPはスプリント開催となっているため、各チームは60分1回のみのフリー走行で以降のセッションに向けた準備を済ませなければならない。

 タイヤを供給するピレリのF1チーフエンジニアであるシモーネ・ベッラは最近、中国GPは事実上、新しいイベントのように扱われているとmotorsport.comに説明した。

「正直なところ、新しいサーキットのようだ」

「新しいマシン、新しいタイヤ、18インチ(のホイールリム)だからね」

「このサーキットはこの5年間使われていなかった。元々年間1レースとかそのくらいだった。だから、路面はかなり汚れている。もちろん清掃はするとは思うがね」

「路面がどのように変化したのか、直前の測定から理解する必要がある。以前はミクロレベルでもマクロレベルでも、かなり粗かった。この数年で経年劣化がどのように進んだかを理解する必要がある」

「我々にとってはいい挑戦だし、興味深い。あとは5年ぶりでスプリント、フリー走行が1回だけというのもある。だからデータも少ないし、チームにとっても大きなチャレンジになるだろう」

 中国GPの関係者はまた、ファンを迎え入れるため新しいグランドスタンド建設にも取り組んでいるが、一部エリアは今年のレースには間に合わないと見られている。