MotoGP第2戦ポルトガルGP決勝で起きたマルク・マルケス(グレシーニ)とフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)の接触転倒について、ドゥカティスポーティングディレクターのマウロ・グラッシーニは、互いに前向きな反応が得られていると語った。

 ポルトガルGPの決勝レースで、バニャイヤとマルケスはレース終盤に5番手を争った。そしてラスト3周でマルケスはターン5への進入でイン側に飛び込み、バニャイヤの前に出た。しかし立ち上がりでバニャイヤがクロスラインをとり、イン側から前に出ようとした際に、インを閉めようとしていたマルケスと接触。ふたりは転倒、マルケスはレースに復帰するも16位、バニャイヤはリタイアに終わった。

 このクラッシュはレース後の審議対象とされたが、最終的には両者ともにお咎め無しという判断が下された。ただバニャイヤはレーシングインシデントの裁定を受け入れている一方、マルケスはこの接触の原因はバニャイヤにあると考えているという姿勢を示していた。

 マルケスをドゥカティ陣営に受け入れてから始めての陣営内のアクシデントは注目を集めることになったが、すでに両ライダーともに結果を受け入れて前に進んでいるとグラッシーニは語った。

「とても簡単なことだ。正確には覚えていないがレース後の月曜か火曜に、ふたりへメッセージを送ったんだ」

 グラッシーニはMotoGP.comに対してそう語った。

「『お前たち、色々収まったよな?』とね」

「ペッコ(バニャイヤ)とマルクはどちらも『もちろん。全部収まったし、COTA(アメリカズGP)が楽しみだ』と答えてくれたよ。だからとてもポジティブだ」

 そしてグラッシーニは、ドゥカティのサテライトチームに関する話にも答えており、プラマックとVR46の両チームとパートナシップの延長について話し合っていると明かした。

 なおプラマックとVR46はどちらのチームも2025年以降に向けてヤマハと接触していると報じられている。VR46側はmotorsport.comの取材に対してドゥカティ陣営に留まることを希望しているものの、ファクトリーマシンを求めているとも語った。

 一方でプラマックは2024年までの契約となっているものの、自動的に延長するオプションがある。しかし彼らもオファー次第では陣営を離れる可能性も考えられる。

「我々は議論を進めていて、VR46ともプラマックとも話し合っている」

「目標は将来に向けて同じ状況を維持することだ。つまりプラマックやVR46と来年、さらにその先にわたって一緒にやっていくことが、私の目指すところなんだ」