プラマックのホルヘ・マルティンは、MotoGPアメリカズGPの決勝レースを4位でフィニッシュ。開幕からスプリントも含めて表彰台フィニッシュを飾ってきたため、今季ワーストの結果となった。

 それでも、彼はポイントリーダーの座をキープ。ランキング2番手のエネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)とは21ポイント差であり、昨年タイトルを争ったフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)との差は30ポイントとなっている。

「体力的にとてもハードなレースだったが、予想していたよりも良かったよ。僕はこのトラックで、これまでもっと苦戦していたからね」

 そうマルティンはレースを振り返った。

「複雑だったよ。ライバルたちがとても手強かった。序盤はペドロ・アコスタ(GASGAS)をパスするのに苦労したし、パスできたのにミスをしてペドロとマルク・マルケス(グレシーニ)に抜かれてしまった。それから最後までは、できる限り踏ん張った」

「最後の2周はエネア・バスティアニーニが僕より少し上回っていて、僕をパスすることが可能だった。トライしたけど、ハッピーだよ。堅実な週末だったし、総合結果には満足している。20ポイントも獲得できたんだ」

「でも4位でのフィニッシュは僕たちが望んでいた結果ではないので、これからも努力し、改善していかなければならないことは明らかだ」

 チャンピオンシップをリードし、バニャイヤより先行していたことから、マルティンはリスクを冒してまで表彰台を獲得しようとは思わなかったという。

「僕はそれまでの周回で、すでに手札を使い果たしていた。特にバスティアニーニが初めて僕を抜き、なんとか抜き返せた時はね。全力を尽くしてレースでの僕の最速ラップを刻んだんだ。懸命にプッシュしたけれど、彼にまた抜かれたときにはもう何もなくなっていた」

「息を吐き出して、レース終了まで4位をキープし、非常に重要なポイントを獲得した」

「すでに80ポイント獲得しているけど、チャンピオンシップのことは考えたくない。ただ1戦1戦戦うだけだ。過去にかなり苦しんできたサーキットだから悪くない」

「タイトルを狙えるライダーはたくさんいると思うけど、ペッコ(バニャイヤ)がチャンピオンだ。マルクはとても強いし、ペドロもそうだ。良い点は、安定していることだ。これを続けていかなければならない。悪い週末でも4位に入れば満足できる」

 優勝したマーベリック・ビニャーレス(アプリリア)や2位のアコスタとは異なり、マルティンはリヤにソフトタイヤを選択したライダーのひとりだ。彼はこの選択が誤りだったと考えている。

「今週末は戦略が適切ではなかった。僕たちはFP3でミディアムタイヤを試さなかった。それがあのタイヤを理解する上で重要だったはずなんだ」

「でもできる限りのことはやったし、首位でアドバンテージがあったときにミスを犯してしまった。彼らは僕にくっついてきて、レース全体が複雑になった」

「ソフトにはリスクがあることはわかっていたし、今日はミディアムのほうが競争力があった。来年のためにノートにメモしておこう」