上海国際サーキットで開催されているF1第5戦中国GPの予選では、レッドブル勢がフロントロウを独占。3番手にはアストンマーティンのフェルナンド・アロンソがつけた。

 アロンソにとっては、マクラーレン勢やフェラーリ勢を上回る大金星となったが、3番手を掴んだQ3最後の計測ラップでは、途中でアタックを中断することも考えたという。というのもアロンソはアタックラップの序盤にマシンの挙動を乱し、セクター1では自己ベストを更新できなかったのだ。

「セクター1のターン1とターン2で、危うくマシンの挙動を失いかけたんだ」とアロンソはアタックを振り返った。

「それから僕は『OK、続ける? それともラップを中断する?』って言ったんだ。僕はそのふたつのコーナーでコンマ2秒くらいはロスしていたからね。でも僕らは諦めずにプッシュし続けて、良いラップタイムを記録することができた」

 今回の中国GPはスプリントフォーマットでの開催となっており、本戦用の予選の前にはスプリントが開催された。今年からスプリント週末のスケジュールが変わり、スプリントから予選までの間は一時的にパルクフェルメルールが解除されることとなった。

 今回が新フォーマット初実施となったが、アストンマーティンは日曜日の決勝で実を結ぶことを願い、マシンセットアップに調整を加えたとアロンソは明かした。ただ路面コンディションが刻々と変化していることから、いくつかのセットアップ変更に関しては“伸るか反るか”という状況だとアロンソは認めた。

「スプリントからマシンは良くなっていると思う。僕らはいくつか変更を行なったんだ。決勝でそれを良いポイントに繋げられるかどうか見てみよう」とアロンソは語った。

「週末のリズムに入っているからマシンを完全に変えることはできないけど、小さなセットアップの変更はできる」

「そのうちのいくつかは、バランスを解決するためのモノだ。ただいくつかは日曜日の決勝に向けて、コインをひっくり返すようなモノなんだ」

「日曜日の午後まで答えはわからないけど、チームを本当に誇りに思うよ」

「僕らは諦めないし、まだ望んでいる場所にはいないけど、プッシュし続けるよ」

 アロンソは予選前のスプリントでトップ3を争ったものの、フェラーリのカルロス・サインツJr.とのバトル中に接触。パンクを喫してリタイアとなった。この接触によりアロンソはレース後、10秒のタイムペナルティとペナルティポイント3点の罰則が言い渡された。