レッドブルF1のチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、セルジオ・ペレスが安定したパフォーマンスを発揮している理由について、チームメイトのマックス・フェルスタッペンに「こだわらなくなった」ことが一因だと考えている。

 ペレスは今季、4戦で3度の2位表彰台を獲得。いずれもフェルスタッペンとのワンツーフィニッシュを飾り、堅実なスタートを切った。

 シーズン前から、今季限りでペレスの現行契約が満了となることから、レッドブルがペレスとの契約を更新するのか、それとも新たなドライバーを見つけるのかが注目されている。

 昨シーズンは、ペレスは自身がフェルスタッペンに対抗できるという期待の下で苦戦しているように見えたが、ホーナー代表はペレスがフェルスタッペンの動向に囚われることなく走れるように今季のマインドセットを調整したことで、よりリラックスしてハンドルを握ることができるようになったと考えている。

「君たち(メディア)は彼を見捨てる傾向があるが、彼は素晴らしい仕事をしている」とホーナーは『Sky Sports F1』に語った。

「彼は新たな心構えで今シーズンに臨んでいるし、リラックスしている。チームメイトに集中することなく、これまでとは違うアプローチをとっている」

「そして最初の5レースで、彼は本当に力強いパフォーマンスを見せてくれた。彼はいいドライビングをしているし、自信もついてきている」

 ホーナー代表は、ペレスがオフシーズンにリセットした後、チームでの将来を賭けた戦いのプレッシャーによく応えていると付け加えた。

「彼はチームの重要な一員であり、集団で仕事をすることが重要だ。彼は素晴らしいエンジニアのサポートを得ていると思うし、チームもいい仕事をしている」

「彼はチームの中で居心地がいいと感じている。今季限りで契約が切れることも知っているし、将来のためにドライブしている」

「彼は可能な限りベストな形でプレッシャーに対応している。彼はアプローチの仕方を少し変えたし、とてもいいドライビングをしていると思う」

 ペレスは中国GPの予選で危うくQ1敗退を喫するところまで追い込まれたが、なんとか15番手でQ2に進むと、最終的に2番手を獲得。前戦日本GPに続いてレッドブルがフロントロウを独占した。

 ホーナー代表は、ペレスが1セットのソフトタイヤでQ2に進めたのは運が良かったと認めた。

「路面が急速に良くなっていたので、今にして思えば新しいタイヤを履くべきだったかもしれない」

 そうホーナー代表は予選を振り返った。

「でも予選の後半に向けてタイヤを残せたし、路面はどんどん良くなっていった」

「完璧な判断だったと言いたいところだけど、彼がQ1突破圏内に入れたのは少しラッキーだった」