4月20日、イタリアのイモラ・サーキットでWEC(世界耐久選手権)第2戦イモラ6時間レースの予選が行なわれた。ポールポジションを獲得したのはフェラーリAFコルセ50号車で、地元のフェラーリ勢が上位を独占した。

 今季の予選方式は、まず全車参加の予選が行なわれた後、各クラスの上位10台がハイパーポールに進んで上位グリッドを決する方式。全19台がエントリーするハイパーカークラスでは、フェラーリ、ポルシェ、トヨタ、BMWの4メーカー10台がハイパーポールに駒を進めた。

 中でも強さを見せたのが、地元フェラーリ勢。ファクトリー体制の50号車フェラーリAFコルセをドライブするアントニオ・フォッコは、1分29秒735でトップに躍り出ると、そのタイムを1分29秒466まで縮めてポールを確実なものとした。フォッコは予選後「フィーリングは非常に良く、かなりの自信があった」と振り返っていた。

 2番手、3番手もフェラーリ勢。いずれも1分30秒の壁を破った。カスタマーエントリーとなるAFコルセ83号車はロバート・シュバルツマンがドライブし、51号車フェラーリAFコルセのタイムをコンマ1秒上回った。

 開幕戦ウイナーであるポルシェ・ペンスキー6号車は4番手。続く5番手にも同じくポルシェの5号車が入った。

 そして6番手は、TOYOTA GAZOO Racingの7号車。ハイパーポールは小林可夢偉が担当したが、フェラーリ3台とポルシェ2台の後塵を排する形となった。

「できることは全てやりましたが、残念ながらやはりフェラーリには届かず、約1秒差をつけられてしまいました」と語るのは小林。イモラはコースが狭いため順位を上げるのは簡単ではないが、「そんな中でも自分たちの走りを貫き、タイトル争いのためにもまた好結果を残せればと思っています」と意気込んだ。

 そしてBMWの1台を挟んで8番手となったのがトヨタの8号車。ハイパーポールを走ったブレンドン・ハートレーは一時スピンする場面もあったが、そのまま走行を続けてアタックを完遂した。

「残念ながら、予選の結果は期待通りとはいかなかった。トップ6の速さはあったと思うけど、アタックラップで何度か他車に引っかかってしまった。また、ハイパーポールではスピンを喫してしまい、万全だったとは言えない」と振り返るハートレー。フェラーリ勢の速さには及ばなくとも、4番グリッドを確保するポテンシャルはあったのではないかと考えている。

 またLMGT3クラスに関しては、開幕戦を制したマンタイ・レーシングの92号車ポルシェがポールポジションを獲得。日本のD'station Racingはハイパーポールに進むことはできず、クラス12番手となった。
 なお、6時間で競われる決勝レースは21日の13時(日本時間20時)よりスタートする。