2024年シーズンのF1も、これまでレッドブルが支配的な強さを示している。しかしマクラーレンのランド・ノリスは、今年中に勝つチャンスはあると考えているようだ。

 2024年シーズンの勢力図を見ると、レッドブルが最強の座をほしいままにしているものの、フェラーリが昨年から大きく前進し、レッドブルに最も近い挑戦者になったと言える。実際、第3戦オーストラリアGPでは、マックス・フェルスタッペンがマシントラブルでリタイアし、セルジオ・ペレスが苦戦する中、フェラーリのカルロス・サインツJr.が優勝。チームメイトのシャルル・ルクレールも2位に入り、1-2フィニッシュを果たした。つまりレッドブル以外のチームにも、勝利を手にするチャンスが残っていることが示された格好だ。

 昨シーズン中に大躍進を遂げたマクラーレンは、メルセデスやアストンマーティンを抑え、フェラーリに次ぐ3番手という状況。第4戦日本GP終了後には、マクラーレンのアンドレア・ステラ代表がポッドキャスト番組の“F1 Nation”で、2023年シーズンの印象的な開発を再現することができれば、「今年レースで勝つことについて」考えることもできるという見解を口にした。

 チーム代表が口にした“勝利”の可能性について尋ねられたマクラーレンのノリスは、「いや、すぐにはムリだよ! それは間違いない!」と語った。ただその一方でノリスは、適切にマシンを改善することができるという前提があれば、今年中に勝てる可能性はあると、ステラ代表の見解を追認している。

「適切な場所とタイミングがあれば、僕らは勝てると思う……必要なだけクルマを改善できればね」

「正直に言うと、鈴鹿ではあまり多くの不満はなかった。全て予想通りに進んでいたんだ。完璧な仕事をできたとは思わないし、もしかするともう一つくらい上でフィニッシュできたかもしれない」

「それでも、あまり遠くは無かったと思う。僕たちはこれまでを通じて、レッドブルとフェラーリの後ろという同じ位置にいた」

「だから、あまり不満はないと思っている」

「僕たちは問題を認識しているし、改善の必要なところを改善することができれば、アンドレアの言うように先行する2チームと競って今年勝てるというのは正しいと思う」

「だけどそれは“もしも”であって、そういったマシンの特定の領域で改善するために僕らはハードに取り組む必要がある。同時に、それはこの何年間にわたって、僕らの大きな課題になってきたことだ」

「それでも、それができたなら、良いレースができるという自信はある」

 なおマクラーレンは、F1中国GPの決勝レースをノリスが4番グリッド、チームメイトのオスカー・ピアストリが5番グリッドと、揃って上位からスタートする。そして第6戦マイアミGPでは、今シーズン初の大型アップデートを投入する予定で、シーズン後半にはさらにふたつ大きなアップデートが予定されているようだ。