5年ぶりに開催されたF1中国GP。決勝レースではマクラーレンのランド・ノリスが2位となったが、これは彼の予想よりも優れていたモノだったようだ。

 ノリスは2日目のスプリント後に行なわれた予選で、4番グリッドを獲得。フェラーリ、そしてメルセデス勢の前からレースをスタートさせることになった。

 決勝が始まるとノリスは中盤にセーフティカーが出動したことを活かし、ピットストップを済ませることに。ここでハードタイヤへ履き替えて、1ストップで決勝レースを走り切る戦略をとった。

 ペレスはセルジオ・ペレス(レッドブル)の前でレースに復帰した後は、その差を縮められて後ろから迫られたが、ポジションを譲ることなくフィニッシュ。レッドブル勢に挟まれる形で2位を獲得した。

 中国GP決勝の好結果は、マクラーレンにとってはサプライズだった。というのも、上海国際サーキットはコース特性から苦しむことを予想していて、実際に2日目のスプリントではタイヤのデグラデーションに苦しんでノリスがポールポジションから6位でのフィニッシュに終わっていたのだ。

 そしてドライバーとしてもその感覚を持っており、決勝レースに向けてはスプリントで先行を許したフェラーリ勢の何秒後ろでのフィニッシュになるか、レースエンジニアと賭けをしていたのだという。

「今日、僕はフェラーリ勢からどれくらいの差でフィニッシュできるかの賭けをしていたんだ。僕は35秒差に賭けていたんだけど、大きく外したみたいだ」

 勝利したマックス・フェルスタッペン(レッドブル)から13秒差だったノリスは、そう語った。

「僕自身の賭けが間違っていて嬉しいよ。チームにとっても喜ばしいことだし、皆はそれに値する」

「今日は上手くいってくれた。なぜだかは分からないけどね。今日みたいなレースになるとは、本当に予想していなかったんだ」

「だけど快適に走れて、タイヤもかなりマネジメントできた。昨日よりもずっと簡単だったんだ。そしてプッシュすることができて、マシンは素晴らしく快適に感じられていた」

 ノリスは中国GPでのフェラーリの競争力が相対的に不足していたことに驚いていて、さらに自分がレッドブル勢に割って入れたことにも驚いたと語っている。

「今日のフェラーリにペースが無かったこと、僕らのペースがレッドブルと比べても良かったことなど、たくさんのことに驚かされた。つまり今日はまったく期待していなかったんだ」

「表彰台に上がれないであろうと早めの帰宅の準備も全てできていたから、嬉しい驚きだった」

「この結果はチームが素晴らしい仕事をしていることを示している。僕たちはハードに取り組んでいて、それが報われたんだ」