マクラーレンF1のオスカー・ピアストリは、ラスベガスGP以降ではチームメイトのランド・ノリスのタイトル挑戦のためにサポート役に徹することはないと語っている。

 2024年のF1タイトル争いはノリスがマックス・フェルスタッペン(レッドブル)に対して挑んで行く形で展開され、マクラーレンはそのサポートのためにピアストリに対してチームオーダーも発令してきた。

 例えばサンパウロGPではスプリントレースでピアストリがノリスのために勝利を譲り、決勝でもノリスとポジションを入れ替えていたことが、そのわかりやすい事例だ。

 しかしそのサンパウロGPでフェルスタッペンが逆転勝利を収めたことで、ノリスのタイトル獲得の可能性はほぼ消滅。数字上ではまだ可能性はあるものの、絶望的な形勢に追い込まれた。

 そのためマクラーレンはラスベガスGPではチーム内のルールを調整し、ピアストリも勝利を目指して戦うことができるようになったようだ。

 マクラーレンのいわゆる“パパイヤルール”に変化はあったかと訊かれたピアストリは、motorsport.comに対してこう答えた。

「ああ、相当ね」

「まだあるにはあるけどね。かなり特殊なシナリオでは、僕が助ける必要がある。でもほとんどの状況では、以前と同じルールに戻っている」

「ドライバーズタイトルの可能性はとても小さいものになっていて、コンストラクターズの方も決して確実になっているわけではない」



 ピアストリはノリスへのサポートを求められた時に反対はしていなかったものの、やはり自分自身のために戦えるほうが、はるかにいいシナリオだと語った。

「正直、(サンパウロGPスプリントで)譲らなくてはいけなかったことに、失望したわけじゃないんだ」

「もちろん、スプリントで勝てたら良かっただろうけど、グランプリとは全く違う話だ」

「そして(スプリント)予選でポールポジションに進出したことで、示したいことは示せたと思う。自分自身に対してね。もしスプリントを勝っていたとしても、ポールに立ったことの方が、僕にとっては多分満足のいくものだったんだ」

「スプリントでは正しいことをしたと分かっているし、それは僕にとっても良い事だ。でもそうだね、ああいったことにもうあまり縛られなくていいのは嬉しいよ」

「そして来年は、チャンピオンシップでそうしたことのために影響を受けない立場を確実にしたい」

「でも実際のところブラジルで1度助ける必要があっただけで終わったわけだ。色々話題は多かったけど、コース上のアクションという面ではそうでもなかった」