フェラーリはまもなく技術部門に新しい人材を獲得するようだ。

 2024年シーズン、チーム代表を務めるフレデリック・バスールは、各チームが機密情報保持のために一定期間のブレイクを設ける“ガーデニング休暇”の影響が決して小さくない障害となっていると指摘し、フェラーリの技術体制強化について疑問を呈する意見に対して時間が必要になると説明していた。

 フェラーリはメルセデスの重鎮ロイック・セラを獲得し、長いガーデニング休暇を経て2024年10月からシャシー担当テクニカルディレクターとして起用した。今回の人事はそれに続くモノで、フランス人の空力エンジニアであるフランク・サンチェスがまもなく合流し、ディエゴ・トンディ率いる空力部門が補強される。

 サンチェスのF1キャリアは2002年に始まり、トヨタの空力部門に長く在籍した。トヨタがF1から撤退した後は、マルシャで1年を過ごし、その後トロロッソ(現在のレーシングブルズ)に移籍して9シーズンにわたり活躍した。

 そしてサンチェスは2021年にザウバーへ移籍し、マネジメント職に昇格。3年にわたりチーフエアロダイナミシストを務め、この度フェラーリへ加入することとなった。

 2025年シーズンは、現行レギュレーション最終年を迎えるマシンの開発作業と、新たなレギュレーションで迎える2026年マシン開発計画を並行して進めることとなり、全チームがリソースのマネジメントを求められる重要な時期に、新戦力としてサンチェスはフェラーリに加わることとなる。