F1開幕戦オーストラリアGPの初日、レッドブル勢はマクラーレンやフェラーリから後れを取っているように見える。中でも特に、今季新加入のリアム・ローソンは苦戦。初日のFP1とFP2のいずれも下位に沈んだが、チーム代表のクリスチャン・ホーナーはこれを擁護した。

 ついに開幕を迎えた2025年シーズンのF1。開幕戦オーストラリアGPの初日は、ローソンの苦悩が目立った。FP1では16番手、FP2でも17番手となり、FP2のタイムはチームメイトのマックス・フェルスタッペンから0.5秒以上も遅れた。

 ローソンは初日の走行を終え、チームのプレスリリースに次のように語った。

「クルマはより快適に感じるようになってきたが、ただ速さが足りなかった。今夜やらなければいけない作業がたくさんある」

 レッドブルはこの開幕戦に、フロアを含む多くのアップデートパーツを持ち込んだ。しかしその効果は限定的で、特に第1セクターと第2セクターでは、ふたりのドライバーはタイヤをうまく作動させることができず、グリップ不足に悩まされた。

 レッドブルのホーナー代表は、ローソンが苦しんでいる最大の要因は、オーストラリアGPの舞台であるアルバートパーク・サーキットでの経験が不足しているからだと主張。徹底擁護した。

 ローソンはFIA F2時代にアルバートパークを走ってない。一方で今季レーシングブルズからF1デビューを果たしたアイザック・ハジャーは、2年連続でここをF2で走った経験がある。その効果もあってか、FP2ではチームメイトの角田裕毅から0.2秒遅れの6番手だった。

「リアムにとって、これは大きなステップアップだ」

 ホーナー代表はSky Sports F1にそう語った。

「マックスのチームメイトを務めるということは、おそらくF1で最も難しい仕事だ。しかし彼は、それに対処する精神的な適性と性格の強さを持っている」

「でも、彼はここを走ったことがない。グリッド上で、このサーキットを走っていないドライバーは、彼だけだと思う。でも彼は(マシンに対して)快適に感じるようになってきているし、とても良いフィードバックを返している。うまく馴染んでいると思う。それは今後数レースで分かるだろう」

 今季はF1フル参戦デビューを果たすドライバーが特に多い。しかしそのいずれも、ここアルバートパークで、何かしらのカテゴリーでレースをした経験がある。

 とはいえローソンが大きく遅れを取っているのは事実。フェルスタッペンは予選想定のアタックラップでトラフィックに遭ったため、本来の差はもっと大きいかもしれない。

 ただ問題は、フェルスタッペンでさえ、初日のマシンに不可解さを感じているということだ。

「それ(パフォーマンス不足の理由)が分かっていれば、修正する方法も分かると思う」

 そうローソンが語れば、フェルスタッペンも次のように語る。

「バランスが完全に崩れていたわけではない」

「大きな問題や重大な問題はなかったんだ。でも、どういうわけかグリップがなかった」

「つまり現時点では、それほど上位にはいないということだ」

 レッドブルは2日目までに、グリップ不足の原因を探り当てることができるのだろうか?