バーレーンGP初日を終えてレッドブルF1のクリスチャン・ホーナー代表は、マクラーレンがライバル勢に対して“コンマ数秒”のマージンを築いているとして、マックス・フェルスタッペンがポールトゥウィンを達成した前戦日本GPの勝利を再現することは難しいだろうと語った。

 バーレーンGP初日のフリー走行2回目では、オスカー・ピアストリがセッション最速となり、チームメイトのランド・ノリスが2番手で続いたことでマクラーレンがワンツー。3番手となったメルセデスのジョージ・ラッセルや4番手となったフェラーリのシャルル・ルクレールを0.5秒引き離した。

 フェルスタッペンはフリー走行1回目でリザーブドライバーである岩佐歩夢にマシンを譲ったためFP2からの出走となり、ピアストリから0.8秒遅れの7番手。日本GPからレッドブルに昇格した角田裕毅は、セットアップ面でのトライ&エラーを続けており18番手となった。

 ホーナー代表曰く、高温かつタイヤ摩耗の激しいバーレーンのサーキットはマクラーレン向きだとして、別格の存在だという。

「今夜はかなりやることがあると思う」

 ホーナー代表は初日を終えてViaplayにそう語った。

「マクラーレンはとても速そうだ。メルセデスとフェラーリはかなり接近しているように見えるが、マクラーレンは間違いなく他チームをコンマ数秒上回っている」

「まずは自分たちが持っているモノをどう改善できるか理解する必要がある。課題は主に温度関連だ」

 1週間前の日本GPでもレッドブルは厳しい出だしとなったものの、セッティングに大きく手を入れ、フェルスタッペンがポールポジションを獲得。決勝でもポジションを守り切る力走を見せ、シーズン初勝利を挙げた。

 バーレーンでも2日目以降にレッドブルが巻き返してくるかもしれない。しかしホーナー代表は、仮にフェルスタッペンが再びポールポジションを獲得したとしても、鈴鹿サーキットに比べて抜きやすく、タイヤデグラデーション(性能劣化)が激しいバーレーンでは、速いマクラーレン勢を抑え込むことは難しいと認めた。

「先週、彼が予選でやってのけたことをグランプリ全体で再現することは不可能だ」とホーナー代表は言う。

「ここは比較的簡単にオーバーテイクできるサーキットだ。今夜はエンジニアと共にやることがたくさんある」

■エンジンモードだけではない

 motorsport.comの取材に応じたレッドブルのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコは、チームが初日の走行では控えめなエンジンモードを使用する傾向にあるものの、マイナス要因はそれだけではないという。

「我々は遅すぎるし、タイヤが熱くなりすぎている」とマルコは言う。

「マックスが言った通り、バーレーンはレッドブルにとってより厳しいレースになる。主な問題はタイヤの温度で、コントロールしきれない。温度が上がると、すぐにスライドし、悪化する」

「不思議なことに、ある段階になるとタイヤが息を吹き返しランドと同じラップタイムを記録したこともあったが、それは15周中3〜4周だけ。このコースは我々に合わないし、温度が高いのも良くない」