アストンマーティンF1、イモラ戦で新風洞使った最初のアップデート投入「1%改善できれば、表彰台争いもできるはず」
アストンマーティンは今季苦戦を極めており、今季これまでの6戦で獲得ポイントは14点で、コンストラクターズランキング7番手に留まっている。しかもこれはすべてランス・ストロールが獲得したポイントであり、フェルナンド・アロンソはまだ1ポイントも獲得できていないのだ。
そのため、チームは2026年のレギュレーション変更を控える中でも今季マシンの開発を続けており、今週末のエミリア・ロマーニャGPにアップデートを持ち込むことを、コーウェル代表は認めた。
コーウェル代表はエミリア・ロマーニャGPを前にしたコメントの中で、今回は比較をするために、片方のドライバーのみが新しいパッケージで走行するとも説明している。
「我々は新しいフロアと、アッパーボディワークを投入する予定だ」
「現在の空力レギュレーションでは、フロアがダウンフォースの最大の要素であり、アッパーボディワークはフロアの重要な部分に良質なエアフローを供給するのに役立っている。このパッケージに期待しているのは、ダウンフォースの向上と、そのダウンフォースの安定性だ」
「週末が始まったら、1台を新仕様で、もう1台を(旧仕様で)走らせ、相互評価を行なう。2つの異なるスペックのマシンを走らせることは、同じコースコンディションで直接比較できるので有益なんだ」
その後コーウェルは、シーズンのスタートがアストンマーティンが望んでいたものではなかったことを改めて認めた。
「厳しい第1四半期だったことは否定できない。マシンの生粋のパフォーマンスは我々が望んでいたレベルには達していない。しかし何が機能し、何が機能しないのか、そしてクルマだけでなく組織全体について多くを学ぶことができた」
「我々は改善すべき分野を特定した。信頼性とパフォーマンスを追い求め、選手権ポイントを定期的に獲得できるようになるには、時間と努力と決断が必要だ」
「成功しない時こそ細部まで掘り下げ、改善すべき点をリストにすべてを書き込むのだ。それが中長期的な利益を生むんだ。我々は効果的で効率的な開発マシンになりたいんだ。チームのテクノロジー・キャンパス内では、より詳細で強固な運営方法が必要だが、官僚主義を助長するものではない」
しかし、現在F1における各チーム間の差は小さいため、わずかな改善が違いを生むとコーウェル代表は考えている。
「今のところ安定してポイントを獲得できているわけではないが、1パーセントでも改善すれば表彰台争いに加わることができる」
「それはどれだけマージンが小さいかを示しているが、言うは易く行なうは難し。そのわずかなギャップを埋めるために必要な技術革新は、我々全員が並外れた探究心を持ち、細部まで掘り下げて予想とのギャップを探すことを要求する」
「そして風洞、CFD、タイヤモデル、シミュレーターなど、すべての分野から集めた豊富な情報と比較しなければならない。何が起こっているのかを理解し、サーキットでマシンがより速く走るためのアイデアを出すために、それを掘り下げているんだ」
コーウェルが強調するポジティブな側面は、2025年に学んだ教訓が将来的にも行かせることだという。
「今年のマシンに適用するために我々が評価し、改訂しているエンジニアリング手法は、2026年以降に向けても良い土台を築くことになる。今、我々が導入していることは、将来のシーズンにとっても有益なものになる」
「AMR25の開発に役立っている組織や手法、ツールの改善は、2026年のレギュレーションに適用する際の自信につながる。その結果、サーキットでのパフォーマンスが向上し、次のマシン、ひいては2027年、2028年……と続いていくことになる。それがおそらく、我々のチームにとって最も重要なことだ」
最後にコーウェルは、ファクトリーに設置された新しい風洞が、アップデートにどのように利用されたか説明した。
「イモラ用に用意したアップグレードパッケージのマッピングに新しい風洞を使用した。このパッケージは、風洞が稼動する数週間前から準備していたものだが、最後の仕上げのために利用できたのは非常に有益だった」
「最初の数週間は、風洞に慣れるためにも使った。非常に複雑な最新鋭の施設で、我々にとってゲームチェンジャーとなるものだから、時間をかけて徹底的に理解することが重要だった。この施設は、我々が自由に使える数多くのワールドクラスのツールのひとつであり、これから我々は、このツールからできる限り多くのものを引き出すというエキサイティングな仕事をしなければならない」


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