グレシーニから今季MotoGPクラスにデビューしたフェルミン・アルデゲルは、問題を抱えていた両腕の治療のために、手術を受けた。

 アルデゲルは、右腕にコンパートメント症候群(腕上がりとも)を患っていた。これはMotoGPのハイパワーな最高峰クラスにデビューしたライダーが良く経験する症状で、血流の増加に伴って筋が膨張した結果、筋区画内部の圧が上昇した結果患部に力が入らなくなるなどの症状が発生してしまうモノだ。

 筋膜にメスを入れることがその治療法になっており、多くのライダーがこれを経験している。今年は新人のソムキアット・チャントラ(LCR)や2年目のペドロ・アコスタ(KTM)が手術を受けている。

 アルデゲルはこの症状に苦しめられているとはあまり語っていなかったが、いくつかのレースでは腕上がりの影響が出てしまっていたようだ。そのため、テスト後に手術を受け問題解決に動いた。

 さらにアルデゲルは同時に左腕の手術も受けた。こちらは2024年10月のタイGPで転倒した際にクラッシュし、中手骨を骨折してしまった時の古傷のようなものだ。

 アルデゲルの骨折部位はスクリューで固定されていたがそれを取り除く手術を受けた。

 次戦イタリアGPは約2週間後だが、アルデゲルはその前に一度メディカルチェックを受ける予定だ。またイタリアGPへの出走も今のところ問題はないと見られている。