米三冠レース2戦目のG1プリークネスステークス(3歳、ダート9.5ハロン)が現地21日にピムリコ競馬場で9頭により争われ、3番人気のアーリーヴォーティングが道中2番手キープから直線で抜け出し、追いすがる1番人気エピセンターを振り切った(1馬身1/4差)。

 アーリーヴォーティングは真ん中の5番枠から発馬を決めてハナを切る勢いだったが、外から最低人気のアルマニャックが来たのを見て2番手に控えた。そのまま先頭から1馬身と離れず追走すると、最終コーナーで先頭へ。2馬身ほど抜け出した直線半ばでは大きく外へもたれる面を見せながらも押し切った。

 2着のエピセンターはゲートで1馬身ほど遅れる形になり、後方2番手からの苦しい追走。内ラチ沿いキープで挽回を図るも最終コーナーで締められるなど追撃にも手間取り、進路が開いた直線で懸命に追い上げたものの及ばなかった。さらに2馬身1/4差の3着にはエピセンターの前でラチ沿いを進んでいた5番人気のクリエイティブミニスターが入線。2番人気のケンタッキーオークス馬シークレットオースはスタート直後に両脇から挟まれる不利を受けて最後方に下がり、直線は大外から追い込むも4着までだった。

 アーリーヴォーティングは2月のG3ウィザーズステークスでデビュー2連勝を飾り、3戦目の前走はG2ウッドメモリアルステークスで2着。ケンタッキーダービーの出走ポイントを確保していたものの回避して二冠目のプリークネスSに備えていた。

 C.ブラウン調教師は2017年のクラウドコンピューティングに続きプリークネスSを2勝目、J.オルティス騎手は初制覇となった。同日付けの米競馬メディア『bloodhorse.com』によると、ブラウン師は「彼らは関係性を構築していた。彼がダービー馬になれるかはともかく、G1ホースになることは確信していたよ」「私が進化させ続けてほしいと思っている関係性(の勝利)さ」と勝因を挙げている。

 ブラウン師はKYダービー3着のゼンダンも管理しているが、同馬のブルーグラスステークスとアーリーヴォーティングのウッドメモリアルSの日程が重なることから、両馬に乗っていたオルティス騎手をアーリーヴォーティングに、ゼンダンにはF.プラ騎手を新たに起用。アーリーヴォーティングはデビューからオルティス騎手が乗り続けている一方、ゼンダンはプラ騎手で4人目だった。