英グッドウッド競馬場で現地26日に行われたG1グッドウッドカップ(3歳以上、芝16ハロン)は、上位人気の3頭が直線で叩き合う激闘を繰り広げ、1番人気のキプリオスが2年ぶり5勝目を狙う3番人気ストラディバリウスをクビ差抑え込んで勝利した。

 9頭が2列隊形で進んだレースは、キプリオスと5番人気のプリンセスゾーイが3、4番手、その後ろでストラディバリウスと2番人気トゥルーシャンがマークして中間点を通過。キプリオスが2番手に上がると、背後からストラディバリウス、トゥルーシャンの順に続いて直線に向かい、まずトゥルーシャンが仕掛けてキプリオスの外に出た。

 ストラディバリウスはキプリオスの背後に閉じ込められる格好となったが、残り2ハロンのオープンストレッチで馬群がバラけると、一気にギアを上げて残り1ハロンから先頭に躍り出る。しかし、離れた外で体半分ほど劣勢のキプリオスは併せ馬のトゥルーシャンを引き離す一方、なお力強くストライドを伸ばして最後にストラディバリウスを逆転。さらに1馬身1/4差の3着にトゥルーシャンで決着した。

 ガリレオ産駒の4歳馬キプリオスは5月のG3レヴモスステークスで重賞初制覇を飾り、前走の英ゴールドカップに続く重賞3連勝で2度目のG1制覇。ゴールドCではストラディバリウスの脚を余した敗れ方とL.デットーリ騎手の騎乗ぶりにスポットライトを奪われるような形になったが、長距離路線に君臨してきた王者を今度は力でねじ伏せ、世代交代を印象づけた。

 A.オブライエン調教師は2006年と2008年のイェーツ以来となるグッドウッドC3勝目。「彼はのんびりしていて、彼を1速のギアで走らせたければ、2速に上げるよう指示しない限り、そのまま走り続けるんだ。それが彼のやり方で、ずっとそうだった」「キプリオスは総合力の高いプロフェッショナルだし無駄なエネルギーを消費しない。まだまだ成長の余地がある」と絶賛。次戦は愛セントレジャーとコメントしている。