米チャーチルダウンズ競馬場で現地13日に牝馬G1ビヴァリーD.ステークス(3歳以上、芝9ハロン)が5頭により争われ、最内枠からスムーズにハナを切った5番人気のダリカが、2番手追走から襲い掛かる3番人気プリンセスグレースを差し返して波乱を呼んだ。

 1番人気のルジールは終始最後方のまま見せ場を作れず、勝ち馬から5馬身3/4差の最下位に沈んだ。

 ドイツ生まれのダリカは独ダービー馬パストリアス(その父ソルジャーホロウ)産駒の6歳馬で2018年10月にP.シールゲン厩舎からデビュー。独仏で3戦して2019年5月に現在のA.ストールJr.厩舎へ移籍した。移籍後は昨年7月のG3ロバートG.ディックメモリアルステークスで重賞初制覇を飾り、今回はそれ以来の白星でG1初制覇にこぎつけた。

 なお、ダリカの走破時計1分46秒31はブリーダーズカップマイル連覇などG1レース3勝のルアーが1993年にマークしたトラックレコードを0秒03更新する新記録。同日のアーリントンミリオンの決着時計も0秒57上回った。

 この勝利でダリカはBCフィリー&メアターフの優先出走権を獲得したものの、チャーチルダウンズ競馬場の公式サイトはストールJr.師の「彼女にはブリーダーズカップの登録がないから次の目標を探さなければ」というコメントを紹介している。