現地4日、独バーデンバーデン競馬場にてG1バーデン大賞(芝2400m)が行われ、昨年の凱旋門賞馬トルカータータッソと今年の独ダービー馬サンマルコが揃って最低人気の伏兵メンドシーノに敗れる波乱の決着となった。

 レースは4コーナーで内をすくったサンマルコが、前を行っていたトルカータータッソをかわして先頭に。しかし直線ではトルカータータッソが外から差し返し、さらにその外から伸びたメンドシーノとの叩き合いとなる。最後はメンドシーノがアタマ差でこれを制した。サンマルコはさらに1馬身1/4差の3着に終わった。

 メンドシーノはトルカータータッソと同じアドラーフルーク産駒で、S.シュタインベルク厩舎の4歳馬。G1実績は昨年11月のバイエルン大賞でアルピニスタの2着があるのみで、今年は春にG2などを3戦して未勝利だったが、前走までトルカータータッソの主戦を務めていたR.ピーチュレク騎手の好騎乗もあって重賞初勝利を強豪相手のG1で達成した。

 ピーチュレク騎手からの乗り替わりでトルカータータッソの鞍上を務めたものの前任者の騎乗馬に敗れたL.デットーリ騎手は「トルカータータッソにはハイペースとソフトな馬場が必要だ」とスローペースを敗因に挙げ、「彼には真のスタミナが試される展開が必要。馬場もそうだが、それは言い訳には使わない。ペースの問題だ」と語った。

 なおピーチュレク騎手が凱旋門賞でも専属契約のあるメンドシーノに騎乗するため、トルカータータッソは凱旋門賞でも引き続きデットーリ騎手に手綱を任せると陣営は明かしている。