現地10日、英オークスの前哨戦にあたるリステッドのチェシャーオークス(3歳牝馬、芝11.5ハロン)が行われ、R.ムーア騎乗のセーブザラストダンスが2着に22馬身差をつける衝撃的なレースを見せた。

 道中は後方2番手に控えたセーブザラストダンスは、残り3ハロン付近で外から進出。あっという間に先頭に立つと直線では他馬を置き去りにして悠々とゴールした。

 A.オブライエン厩舎のセーブザラストダンスはガリレオ産駒。母は2017年に米G1アメリカンオークスを制したダディーズリルダーリン(父スキャットダディ)、おじには米G1ブリーダーズカップターフスプリントを勝ったモンゴリアンサタデー(父エニーギブンサタデー)がいる良血馬で、自身は2歳時のデビュー戦(8ハロン)で5着だったものの、距離を10ハロン以上に伸ばした今年は前走に続いて2連勝としている。

 近年のチェシャーオークスの勝ち馬からは2007年に英オークスも連勝したライトシフトや、2017年に英オークスや凱旋門賞などを制した名牝エネイブルが登場している。