ヨーロッパ・パターン競走委員会(EPC)が2024年シーズンのレース格付けに関して現地13日にリリースし、フランスのサンタラリ賞がG1からG2へ降格されることが明らかとなった。

 EPCは2023年に欧州の加盟国内で行われたブラックタイプの838レースについて査定し、重賞415レースとリステッド411レースを含む計826レースを2024年のブラックタイプに認定した。2023年との比較で重賞は3レース、リステッドは9レースの減少となる。

 サンタラリ賞が降格となったフランスでは、G1サンクルー大賞が1週前倒しされて伝統的な日程に戻るほか、G2ウジェーヌアダム賞も1週前倒しに。G1ロワイヤルオーク賞はパリロンシャン競馬場からサンクルー競馬場へと開催場が移る。

 アイルランドではグラッドネスステークスがG3からリステッドに降格された一方、4月に行われる3歳牝馬のサルサビルステークスがリステッドからG3に格上げとなる。また、ドイツの2000ギニーと1000ギニーはそれぞれ9日早めて開催される。

 競馬産業の衰退が進むイタリアではG2共和国大統領賞がG3へ、M.ミシェル騎手が重賞初制覇を飾ったG3カルロダレッシオ賞はリステッドに降格されるのをはじめ、6レースがリステッドの格付けを失う事態となった。

 なお、英国競馬統括機構(BHA)がG3ソヴリンステークスとリステッド2レースのブラックタイプを自主的に取り消した。英競馬メディア『racingpost.com』は英チャンピオンズデーのロングディスタンスカップとイボア開催のシティオブヨークステークスのG1昇格を求めるBHAの提案が、EPCで必要な全会一致での賛同を得られなかったことに加え、ロイヤルアスコット開催のG1コモンウェルスカップと英ダービー前哨戦のG3チェスターヴァーズ、スプリント戦のG2テンプルステークスが2024年の内容次第で降格の危機にあると報じている。