24日にサウジアラビアのキングアブドゥルアジーズ競馬場で行われるG1サウジカップ(ダ1800m)。世界のダートの猛者たちが揃うレースに日本馬は5頭出走予定。海外の一線級が立ちはだかるが、日本勢による連覇の期待がかかる。

・デルマソトガケ
デルマソトガケは、昨年日本のダート界に新たな記録を作った。UAEダービーでの圧勝から始まり、その後ケンタッキーダービーへの挑戦、そして昨年のBCクラシックで惜しくも2着となり、ダート世界最高峰の座をあと一歩のところまで迫った。しかし、その結果は彼の実力が確かであることを示した。

4歳になり、デルマソトガケはさらに成長を遂げた。馬体重は540キロに達し、力強さとスタミナが増した。国内での最終追い切りでは、ウッドコースを4ハロン55秒4、ラスト10秒9で駆け抜け、「気分良く走らせることを心がけた」と瀬川助手はコメントしている。デルマソトガケが最高のコンディションでサウジカップに臨む準備ができていることが伺える。

サウジカップが行われるキングアブドゥルアジーズ競馬場では、過去にサウジダービーでの経験があり、この経験は、同じ場所でのレースにおいて大きなアドバンテージとなり、さらに、名手C.ルメール騎手とのコンビで、再び世界の最高峰を目指す。

・レモンポップ
レモンポップにとって昨年は充実の一年となった。フェブラリーステークスでG1初制覇を果たし、その後も南部杯とチャンピオンズカップを勝利し、史上4頭目の同一年JRAダートG1完全制覇を達成。最優秀ダート馬に輝いた。

初の海外遠征となった昨年のドバイゴールデンシャヒーンは使い詰めの気が出たか、惨敗。だが今年は、臨戦過程も良好だ。

サウジカップ舞台、キングアブドゥラ競馬場ダート1800mはワンターンで直線も平坦なコース。レモンポップは、先行力も十分。中京よりも向くと考えられる。サウジカップでは、背中を知り尽くした坂井瑠星騎手とともに世界の頂点を目指す。

・ウシュバテソーロ
昨年のドバイワールドカップ制覇から始まり、交流G1を連勝してダート界のトップの1頭に躍り出たウシュバテソーロが、世界最高賞金レースであるサウジカップに挑戦する。昨年のBCクラシックでは5着に終わったものの、年末に行われた東京大賞典では横綱相撲で連覇を達成。その強さと勢いは健在だ。

サウジ遠征に向けて、調整には一度東京大賞典を使われたため、管理する高木師は「楽でした。輸送も前回も苦にしなかったので、どこでも変わらないと思います」と語っている。海外での2勝目を狙い、春の大目標はドバイワールドCの連覇。そのためにサウジCを戦略的に選択。

サウジCでは、先行する馬が多い中、後半脚を伸ばす展開がはまれば、昨年のドバイワールドカップの再現が期待される。

・クラウンプライド
世界最高賞金レース、サウジカップに挑むクラウンプライド。過去にはUAEダービー、コリアカップ制覇や昨年のサウジカップ、ドバイワールドカップでのそれぞれ5着など、海外ダート実績が光る一頭だ。昨年のチャンピオンズカップ(G1)からの復帰戦であり、昨年に引き続き中東遠征となる今回、名手モレイラ騎手が新たに手綱をとることとなった。クラウンプライドの能力を最大限に引き出し、悲願のG1制覇となるか期待したい。

・メイショウハリオ
昨年は史上初めて帝王賞を連覇するなど、ダート戦線で活躍。今回は新たな挑戦としてサウジカップに出走する。昨年のチャンピオンズカップ(G1)からの復帰戦であり、初の海外遠征となる。

浜中俊騎手が引き続き手綱をとり、メイショウハリオの力強い走りを引き出す役割を果たす。前走ではレース中に蹄鉄がズレるアクシデントがあり、本来の力を発揮できなかった模様。しかし今回はアクシデントなければ、バネのような末脚を生かしての勝負が期待される。

マイル戦でのJpn1勝利もあり、距離が1800mとなる今回もスピードの不安も少ない。またメイショウハリオは末脚を生かすタイプで、流れが速くなるようであれば、その持ち味を発揮するチャンスが広がる。