2歳戦として世界最高の賞金総額500万豪ドル(約4億9300万円)を誇る豪G1ゴールデンスリッパーステークス(芝1200m)が現地23日にローズヒルガーデンズ競馬場で行われ、3番人気のレディオブキャメロットが好位の一角から馬群を割って抜け出し、コールマン(10番人気タイ)との叩き合いを0.14馬身差で制した。

 五分の発馬で好位につけたレディオブキャメロットは4番手から5番手に控えて中間点を通過。馬群の中から直線に向かうと進路が狭く、待たされる間に中団から大外をスムーズに加速したコールマンが直線半ばで先頭をうかがう。これに対してレディオブキャメロットは馬群を割るように追撃し、体半分から首ほどあった差をゴールで逆転した。

 1番人気のストームボーイは行き脚が今ひとつで、勝ち馬の後ろから内を突くもさらに1.37馬身差の3着まで。2番人気のスイッツァランドは中団で追走に手間取る様子を見せ8着、ブルーダイヤモンドステークスの覇者ハヤスギ(4番人気)は発馬で騎手がバランスを崩すと、立て直す際には内ラチに当たって再び姿勢を乱すなど、最後方のまま全く流れに乗れず16着に沈んだ。

 レディオブキャメロットはG.ウォーターハウス&A.ボット調教師が管理するリトゥンタイクーン産駒の牝馬。昨年9月末のG3ジムクラックステークス(4着)でのデビューから今年2月3日の2戦目にG3ウィデンステークスで初勝利を挙げ、3戦目の前走はG1ブルーダイヤモンドSで2着に惜敗していた。

 今回、6頭出しで臨んだウォーターハウス師は通算8度目のゴールデンスリッパーS制覇で、ボット師は2勝目。レディオブキャメロットを勝利に導いたB.シン騎手も2016年のキャピタリスト以来となる2勝目としている。