豪州中距離路線の総決算、G1クイーンエリザベスステークス(3歳以上、芝2000m)で2番人気のプライドオブジェニが圧巻の逃走劇を披露。大逃げから単勝1.85倍の1番人気ヴィアシスティーナをレースレコードの6.54馬身差と寄せつけずに完勝した。

 好スタートを決めたプライドオブジェニは序盤をジワりと入ると、2ハロン目からピッチを上げるいつもの態勢に入り、後続との差を見る見るうちに広げていく。その間隔は中間点の1000mを通過して30馬身にも広がり、残り600mでもまだ25馬身はあろうかというまま。約400mの直線に入ってさすがに差が縮まりはじめるも、プライドオブジェニは力強い脚勢を保ってゴールを駆け抜けた。

 後方3番手で中間点を通過したヴィアシスティーナは、直線入口で2番手集団の先頭に並んだものの時すでに遅く2着まで。さらに1.84馬身差の3着には5番人気のミスターブライトサイドが2番手から流れ込んだ。

 プライドオブドバイ産駒の6歳牝馬プライドオブジェニは昨年11月のカンタラステークスに続く3度目のG1制覇(重賞も3勝目)。この間、今年の3月にはオールスターマイルも制している。

 圧巻の勝利を伝える豪競馬メディア『racing.com』は、同馬を管理するC.マー調教師の「これ以上の勝利を得ることがあるのか分からない。私が見てきた中で最大であり、まして関係してきた中でもね」という言葉ともに、現地放送局の解説者による「このようなパフォーマンスは見たことがなく、豪州の競馬史上これほど素晴らしいものはないだろう」「オールスターマイルに加え、今日の勝利でプライドオブジェニの年度代表馬は間違いない」と称賛するコメントを紹介している。