クリス・フルーム(チームスカイ)は第15ステージのル・ピュイ=アン=ヴレーでマイヨ・ジョーヌを守り切った。ゴールまで36kmの地点を残した1級山岳コル・ド・ペイラ・タイヤードの麓での機材トラブル、そしてライバルチームのアタックに耐え切ったのだ。

フルームはライバル達に一時45秒差を付けられたものの、チームメイトの献身的なアシストによってなんとか差を縮めた。特にミケル・ランダは、フルームが集団に復帰できるよう、後ろに下がってアシストした。機材トラブルの原因はホイールのスポークが壊れたことだった。

「もし集団に戻れてなかったら、今夜マイヨ・ジョーヌは着れていなかっただろうね。山頂までに追いつかなければならなかった。もし追いつけなければ、そこでゲームオーバーだった」

「ストレスのたまる時間だったよ。追いつけるかどうかの確証はなく、パニック状態にさえ陥った。追いつくにはアタックしなければならず、他に選択肢はなかったんだ。もし先頭集団で山岳を通過できなかったら、危なかっただろうね。チームと僕は懸命に走って、チームメイトは持てる力を全て出し切った。とても感謝しているよ」

フルームは、ゴールまで36km地点のコル・ド・ペイラ・タイヤード(8.3km)の麓で機材トラブルにより立ち止まらざるを得なかった。その時、ロメン・バルデ擁するアージェードゥゼール・ラ・モンディアルはすでに集団のペースを上げており、レースは活気づいていた。

後輪に異常があることに気づいたフルームは、チームメイトのミカル・クヴィアトコウスキーの後輪を受け取り、再び走り出したが、その時すでに45秒を失っていた。おそらくフルームのキャリアの中でも最大の追走が始まった。

フルームは、チームメイトのミケル・ニエベ、セルジオルイス・エナオのアシストを受け、バルデとファビオ・アル(アスタナ プロチーム)の集団に追いついていった。さらに、ミケル・ランダが前方から降りてきてアシストに加わった。彼の忠誠心に対する疑問をかき消すように。

フルームはなんとか先頭集団が頂上を通過する前に集団に復帰した。

フルームは次のようにコメントした。

「トラブルは最悪の時に起こった。レースの中でおそらく一番スピードが出ているタイミングだったし、登りに差し掛かる手前だった。本当に悪いタイミングだった。チームメイトには改めて感謝の意を表したい。セルジオルイス・エナオとミケル・ニエベは全力を尽くしてくれた。ランダもだ。彼は集団から降りてきて登りで献身的に牽いてくれた」

今後のレースについても自信を覗かせた。

「自信はあるよ。ピレネーでは困難なレースもあったけど、今は調子が上がっているよ。タイム・トライアルまでマイヨ・ジョーヌを守ることが総合優勝への最終試練だと思っている。もちろんそれまでにはトリッキーなステージがある。積極的な展開のレースになると思っているよ」

最後の休息日を挟み、総合争いはいよいよ最終章だ。

引用:http://www.cyclingnews.com/news/froome-survives-attacks-and-mechanical-in-the-massif-central/

翻訳協力者:坂田裕希/家徳悠介


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