今大会スプリント5勝をあげ、ポイント賞争いトップを独走していたマルセル・キッテル​が、大会終了までわずか4日を残してリタイア。総合争いでクリス・フルームに食いついていたファビオ・アルが、失速してタイムロス。
レース中にいくつか大きなニュースが飛び込んできた第17ステージだったが、ゴール地では、エマニュエル・マクロン大統領の訪問が大きな話題となった。

パリのベルサイユ付近の空軍基地から、アルプスのシャンベリ―まで専用機で飛び、そこからヘリコプターに乗り換えて、15時半ごろにテレグラフ峠の麓に着陸。レイモンド・プリドールとベルナール・テブネという二人の往年の名選手に迎えられ、そこから、クリスチャン・プリュドムの赤いディレクター車に乗り込んだ。そこからガリビエ峠を越え、セール・シュヴァリエのゴールまで下る40kmほどの旅を、マイヨジョーヌ・グループのすぐ後ろで堪能した。ゴールでは、フィニッシュラインのすぐ横に設けられた特別なスペースで、スロベニアのプリモシュ・ログリッチェが一番にラインを越え、フルームやバルデ、ウランらGCライダーがスプリントをする様子を観戦。レース後は、ロメン・バルデやワレン・バルギルといったフランス人選手や、フルームらと、かなり長い時間、気さくに言葉を交わしていた。

経済相時代には、ツールのユトレヒトスタート(2015年)とペイルスールドの山頂でフルームが印象的なアタックに出たピレネーのステージ(2016年)を訪れており、これが3回目のツール訪問となる。

ゴール地のセールシュヴァリエでは、びっくりするほどの数のジャンダマリ(国歌憲兵隊)が警備にあたり、今年から一層厳しくなった保安検査がさらに厳重になっていた。フィニッシュライン脇の観戦エリアに入るためには、持ち物検査だけでなく金属探知機でのチェックが課され、関係者エリアも立ち入りが厳しく管理された。

ということで、残念ながら、大統領が写っている写真がない・・・とがっかりしていたところ、あのあたりにいるかもしれない、と頭の上に手を伸ばして、やみくもにパシャパシャした写真に、豆粒のようなマクロン大統領(と思われる人影)を発見。皆さんも見つけられるだろうか。。。

さまざまな場所が通り抜けられなくなったり、足止めされたり、いつもビデオカンファレンス室では、選手たちは前方の特別な扉から入ってくる決まりなのに、取材陣が使う後ろの普通の扉を通ってステージ勝者とマイヨ・ジョーヌが入ってきたり、と、何もかもがいつもと違い、戸惑いの連続だった。夕刻、無事に裏の空き地から飛び立っていかれたので、明日はツールにも平常が戻ってきそうです。



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