◆7月22日(土)午前10:25 三菱日立パワーシステムズ vs. Honda鈴鹿 J SPORTS 3

第88回都市対抗野球は7月22日(土)で大会9日目。まず、2回戦の2試合が行われ、第3試合からはいよいよ準々決勝だ。12日間の大会日程も終盤に入る。

第1試合は三菱日立パワーシステムズ(横浜市)とHonda鈴鹿(鈴鹿市)の対戦だ。

三菱日立パワーシステムズは1回戦で強豪・日本生命を撃破した。エース大野亨輔が序盤に打ち込まれる苦しい展開だったものの、2番手・齋藤俊介、3番手・奥村政稔が好投。

打線は8回裏に下位打線がよくつないで3点を挙げ、5-4の接戦をモノにしている。

ここは三菱日立パワーシステムズ横浜と三菱重工長崎が統合されて再出発を果たしたチーム。1回戦は横浜の大野、JX-ENEOSから補強された齋藤、長崎より転籍した奥村の投手リレーとなり、連合軍が結果を出した。

齋藤、奥村ともに1回戦では148キロを記録しており、いずれもプロを意識できる本格派だ。

また、1回戦の勝利は選手層、交代選手の活躍で掴んだものだった。試合の分かれ目になったのが、9回表に生まれた一塁手・竹内啓人の好守。

村山正誠の負傷で守備から入った直後、無死1・3塁で1点差というピンチにビッグプレーが出た。一塁ライナーからダブルプレーとなり、そのまま二死となって三菱日立パワーシステムズが逃げ切った。

また、8回に代打として登場し、勝ち越しタイムリーを放ったのが加治前竜一。読売ジャイアンツで9年間プレーしていた32歳の右打者もしっかり仕事をした。

対するHonda鈴鹿は15日の1回戦で、きらやか銀行を下している。先発の瀧中瞭太は3回2失点の投球で、4回から左腕・平尾奎太につないだ。

平尾は140キロ台に達する速球こそなかったが、コンパクトでタイミングを合わせにくいフォームから丁寧にコースを突き、5イニングを無失点に抑えた。

瀧中は龍谷大、平尾は同志社大から入社した新人だが、彼らが投手陣の軸になっている。Honda鈴鹿は他にも20代前半の人材が豊富。

1回戦は仙台大出身の新人・松本桃太郎が3番DHに入り、3打数2安打1打点。高卒2年目の柘植世那も正捕手として3投手をリードしつつ、6回表の決勝タイムリーを放った。「可能性のある人材」の豊富さでは、大会最高レベルだ。