1899年から使用してきたホームスタジアム、ホワイト・ハート・レインのラストシーズンとなった昨季はイングランド・プレミアリーグ2位と大躍進を遂げたトッテナム。ホームでのリーグ戦を無敗で終えるという偉業は後世まで語り継がれるだろう。

その立役者となったのが2014年夏に就任したアルゼンチン人のマウリシオ・ポチェッティーノ監督だ。2009年1月に指揮官となったエスパニョールを皮切りに、サウサンプトン、トッテナムとステップアップを遂げてきた45歳の指揮官はトッテナムに赴いてからも1年目に5位、2年目に3位、3年目に2位と着実に順位を上げてきた。

昨季のチームはGKウーゴ・ロリス、DFカイル・ウォーカー(マンチェスター・C)、トビー・アルデルヴァイレルト、ヤン・フェルトンゲン、MFヴィクター・ワンヤマ、エリック・ダイヤー、デル・アリ、クリスティアン・エリクセン、FWソン・フンミン、ハリー・ケインらが軸。ケインがシーズン29得点を奪ってプレミア得点王に輝き、アリが18点、ソン・フンミンが14点と2ケタ得点者が3人も出た。

シーズン総得点86は優勝したチェルシーの85、3位のマンチェスター・シティの80を上回ってプレミアトップ。加えて失点も26でリーグ最少で、この数字なら優勝していてもおかしくなかったのだが、希代の戦術家として知られるアントニオ・コンテ監督率いるチェルシーの勝負強さには及ばなかった。