いよいよ7月27日から30日まで、ベルギーのスパ・フランコルシャンで伝統の耐久レース『トタル・スパ24時間』が開催される。ブランパンGTシリーズ/エンデュランスカップのなかでも最も重要なレースであり、世界各国で開催されるインターコンチネンタルGTチャレンジの一戦としても行われる。

長き歴史をもつ伝統の耐久レース

スパ・フランコルシャン24時間レース

1991年の優勝車 スカイラインGT-R

 その歴史は古く、初開催は1924年。日本で言うとまだ大正13年だ。スパ・フランコルシャンの開業とともに、隣国フランスで開催されていたル・マン24時間の存在から24時間レースの必要性を感じたベルギー王立自動車クラブ(RACB)によってスタートしたイベントだ。途中、第二次世界大戦による中断を挟んだり、コースも当初の15kmから14km、そして現在の7kmのコースに変更されて開催されている。

 レースは1960年代から2000年まではツーリングカーによるレースで、ヨーロピアン・ツーリングカーチャンピオンシップ等の一戦として開催されていた。そのため、通算最多勝利数は、長年ツーリングカーレースで無類の強さを誇ってきたBMWの22勝となっている。なお、このツーリングカーの時代にマツダRX-7(1981年)、日産スカイラインGT-R(1991年)と日本車も2勝を飾った。

 大きな変革となったのは、2001年から。FIA GT選手権の一戦として、新たにGTカーのレースとなったのだ。その後GT1車両からGT2車両に主役が変更され、2011年からはブランパンGTシリーズ(当時はブランパン耐久シリーズという名称)の一戦に。現在のように、GT3カーが主役のレースとなったが、GT3の世界的な盛り上がりによってスパ24時間もさらにステイタスが高まっている。

豪華スーパーカーがなんと66台!

スパ・フランコルシャン24時間レース

 そんなスパ24時間だが、2017年もブランパンGTシリーズの一戦として争われる予定で、ブランパンにシリーズ参戦しているチームを中心に66台ものエントリーを集めている。ほぼ全車がGT3カーで、メルセデスベンツAMG GT3、アウディR8 LMS、ベントレー・コンチネンタルGT3、フェラーリ488 GT3、ランボルギーニ・ウラカンGT3、日産GT-RニスモGT3、マクラーレン650S GT3、ポルシェ911 GT3 R、BMW M6 GT3、アストンマーチン・バンテージ、ジャガーG3といった車種が揃う。まさにスーパースポーツカーの競演といったところ。車種名を列記するだけでワクワクしてくる。

 その車種たちが一斉にレースをするのだが、プロ、プロ-アマカップ、アマカップといったクラスもある。総合優勝を狙うのは、プロドライバーたちを集めたプロだが、プロ-アマも上位に進出することもあるのがおもしろいところだ。