「ここにいるワールドクラスの選手たちと共にトロフィーを勝ち取りたい」
「その為にここに来たんだ」

この夏、8年間在籍したトッテナムを離れてマンチェスター・シティに加入した理由について、カイル・ウォーカーはこう語った。

昨シーズン、両チームは共に無冠に終わった。リーグ杯では揃って4回戦で姿を消し、FA杯でも仲良く準決勝で敗退。チャンピオンズリーグ(CL)ではトッテナムがグループで敗退したのに対し、シティはベスト16まで進んだものの、プレミアリーグではトッテナムが2位、シティが3位。その差は8ポイントも開いていた。

それでもウォーカーが自身のキャリアにタイトルを刻む為に選んだのはシティだった。

シーズン終了後の動きを見れば、シティが他のどのチームよりも危機感を感じていることは明らかだ。サポーターから圧倒的な人気を誇ったパブロ・サバレタを含む大物選手を次々と放出し、ボーナス込みで5000万ポンドの移籍金を要したウォ−カーをはじめ、金に糸目をつけない補強は今もなお続いている。

これまでレギュラーの座が安泰だった選手達も、気合を入れなおさなければならない状態だ。ハイレベルのポジション争いは間違いなくチーム力の底上げにつながるだろう。