新シーズンの開幕が近づき、各地でプレシーズンマッチが盛んに行われている。

2013年に始まった「インターナショナル・チャンピオンズカップ」では、毎年、北アメリカ大陸、中国などの「サッカー新興国」を舞台に強豪チームが戦いを繰り広げてきたが、今年はシンガポールのナショナル・スタジアム(カラン)も舞台の一つとなり、チェルシー(イングランド)、インテル(イタリア)、バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)が総当たりの形式で戦っており、27日に行われたゲームではインテルがバイエルンに2対0で快勝した。

もっとも、リーグ戦開幕まで半月以上もある現時点では各チームによってコンディションもバラバラ。勝敗はまったく重要ではない。各監督にとっては開幕に向けて選手たちのコンディションを上げていくことが最大の関心事だろう。もっとも、蒸し暑い気象条件の中で、しかもピッチ・コンディションも悪いとあっては心配のタネも尽きないことだろうが。

そんな中で、ルチャーノ・スパレッティ監督が就任したインテルは良い試合をしていた。もちろん、スパレッティにとってもまだベストな形(メンバーやシステム)は模索中なのだろうが、それでもしっかり複数のパスコースを作って、少ないタッチ数でミドルレンジのパスをつなぐ攻めが機能した。

相手DFの裏への飛び出しと、スルーパス……といったコンセプトは十分にチームの全員に浸透しており、チェルシーとの初戦から中一日で疲労もあってか動きの重かったバイエルンの守備をうまく突破して前半のうちに2ゴールを奪った。