アメリカの西海岸を舞台に、現在「トーナメント・オブ・ネーションズ」という女子サッカーの国際大会が開かれている。日本の女子代表(なでしこジャパン)も参加しているが、初戦はブラジル相手に「勝ちゲーム」を演じながら終了間際にミドルシュートを決められて引分けに終わり、2戦目のオーストラリアでは2対4と完敗を喫した。

日本女子代表は代表経験の少ない、あるいはまったくない若手を多数選出して大会に臨んでおり、しかも、「全員に出場機会を与える」という方針でメンバーを変えながら戦っている。

それだけに、コンビネーションも確立されておらず、試合運びの拙さも目につく。完成度の高い相手に勝てないのは仕方がないところでもある。

「高倉麻子監督になって2年目に入っているのに、まだ新戦力の発掘やテストをしているのか。そろそろ、メンバーを固めて強化を始めてもいいんじゃないか」とも思うが、チーム作りの手順としては間違いではないだろう。

しっかりと若手に経験を積ませる機会を作らずに時間ばかりが経過し、結局、ワールドカップ最終予選の重要な段階になって選手起用でバタバタとしている男子代表の現状を考えれば、高倉監督のやり方は完全な正解のように思える。

さて、今回の「トーナメント・オブ・ネーションズ」には、日本のほかに開催国のアメリカ、ブラジル、そしてオーストラリアが参加している。各大陸のトップと言ってもいい。