佳境を迎えた「スーパーラグビー2017」。プレーオフ準決勝の第2試合は、14勝1敗で総合1位のライオンズ(南アフリカ)が、本拠地のエミレーツ・エアライン・パークに、12勝3敗で総合5位のハリケーンズ(ニュージーランド=NZ)を迎えての決戦となった。

2016年のファイナルでは、ハリケーンズが本拠地ウエストパック・スタジアム(ウェリントン)でライオンズを20−3で下し初優勝。

敵地での雨中戦に涙をのんだライオンズだったが、総合首位となった今季は、標高約1700メートルのホームスタジアムでの再戦を実現させた。

ハリケーンズは、レギュラーシーズン最終節でそれまで今季無敗だったクルセイダーズ(NZ)に土をつけた。勢いに乗って迎えたプレーオフ準々決勝では、ブランビーズ(オーストラリア)に苦しみながらも35−16で勝利した。

チームのキャプテンは、脳震とうから復帰し、この試合でスーパーラグビー100試合目を飾るHOデイン・コールズ。その他のNZ代表では、FLアーディー・サヴェア、SHティージェイ・ペレナラ、そしてSOボーデンとFBジョーディーのバリット兄弟。

さらに怪我から復帰のCTBヴィンス・アソ、今季ブレイクしたCTBンガニ・ラウマペらを並べてセミファイナルに臨んだ。

対するライオンズは、プレーオフ準々決勝でシャークス(南アフリカ)に23−21で薄氷を踏む勝利。さらに今季は一度もNZ勢との対戦がなく、また昨年はレギュラーシーズンでも本拠地で大敗(17−50)していることなどから、ハリケーンズ優勢と見る向きもあった。

そんなライオンズの先発メンバーも、南アフリカ代表がずらりと並ぶ。HOマルコム・マークス、LOフランコ・モスタート、ゲームキャプテンのFLヤコ・クリエル。

SHロス・クロニエとSOエルトン・ヤンチースの代表ハーフバック団。先日近鉄ライナーズ加入が発表されたばかりのWTBルアン・コンブリンクもスターターに名を連ねた。

先制点は前半5分、ハリケーンズがオフサイドの反則を犯し、ライオンズ10番ヤンチースがペナルティーゴール(PG)を決めて3−0と先制。

しかしハリケーンズは、一つのミスを即得点につなげる集中力を見せる。