前回のレイズ戦で、田中将大がメジャー自己最多の14奪三振を記録した。立ち上がりからストライク先行の圧巻ピッチングで三者凡退。打たれる気配のない三者凡退劇が5度繰り返された。

その後、6回2死から9番アデイニー・エチェバリアにヒットを許し、パーフェクトピッチングは途絶えたが、結局打たれたのはこの単打と7回のルーカス・デューダのソロのみ。

今季ここまで2先発してめった打ちに遭った(開幕戦の3回途中7失点と5月20日の3回6失点)レイズを、8回2安打1失点と圧倒した。

その間に味方の援護もあって、9回は2014年のヤンキース守護神で出戻ってきたデイビッド・ロバートソンが三者凡退で締め、ヤンキースが6-1で勝利。これでチームは再び地区首位に返り咲いた。

文句なしのエースの投球で勢いを盛り返したヤンキースだが、まだまだア・リーグ東地区の首位争いは苛烈さを増しそうだ。

「夏のトレード」で補強をした上位チームは、さらに強くなるというもの。7月に2位まで勢いをつけたレイズ(8月1日現在は3位)と6月後半から首位に座ったレッドソックス(8月1日現在は2位)との三つ巴の様相は続くかもしれない。

◆ヤンキースの駆け込みトレードは…?

7月31日のノンウェイバー・トレードの期限ギリギリに、ヤンキースが補強した先発投手はダルビッシュ有ではなく、アスレチックスの右腕ソニー・グレイ。

グレイは、2011年にアスレチックスから1巡目(18位)指名を受けてプロ入りした27歳。2014年と15年は、ともに200イニング以上を投げ、14勝をあげたアスレチックスのエースだ。