2014-15年シーズンは13位、2015−16年シーズンは12位と、なかなか上位進出ができずにいたクボタスピアーズ。今シーズンを上位進出の足がかりにすることができるか。

昨シーズンからHC(ヘッドコーチ)に過去にスーパーラグビーで、南アフリカのブルズを2度の優勝に導いた世界的名将のフラン・ルディケ氏を招聘。

選手もスーパーラグビーのライオンズで活躍した南アフリカ代表NO8(ナンバーエイト)ヤコ・クリエル、フィジー代表WTBパトリック・オズボーンなどの大型補強をした。

日本代表やサンウルブズでも、リーダーとしてチームをけん引する司令塔のCTB(センター)立川理道キャプテンの元、臨んだ昨シーズンだったが、神戸製鋼以外の上位チームには勝つことができなかった。

真価が問われるルディケ体制2年目の今シーズンのスローガンは、「Me better, We better」。

「チームをよくするためには、まずは選手、スタッフが自分自身をよくする。クラブハウスに来てから帰るまでに、自分自身が成長できていなければ、帰るべきではない」とルディケHCが示した行動指針である。

選手は昨シーズンと変わらず層は厚い。FW(フォワード)陣には、PR(プロップ)はベテランの岩爪航らだけでなく日本代表経験もある北川賢吾、同志社大学出身の2年目の才田智ら、若い選手も台頭してきた。

HO(フッカー)は長年チームを支えてきた荻原要は引退したが、副将の杉本博昭、ベテランの後藤満久と立川直道が先発の座を争うだろう。

LO(ロック)は日本代表として2015年W杯にも出場したアイブス ジャスティン、身長201cmのグラント・ハッティング、韓国代表の金昊範、新関世志輝、青木祐樹らがいる。

さらに今シーズン、NECから加入したニック・ロスも練習試合で気を吐いており、スクラム、ラインアウトは安定させたいところだ。

FL(フランカー)/NO8のFW第3列は昨シーズンに加入したピーター・ラブスカフニ、ヤコ・クリエル、稲橋良太、田村玲一、萩澤正太、フィナウ フィリペサーリ。

さらに新人ながら試合に出場している、U20日本代表経験のある末長健雄(同志社大学)らがおり、厳しいポジション争いとなるのは必至だ。