今週のプレミアムゴールは、コミュニティーシールド、アーセナル対チェルシーの後半37分に決まった、セアド・コラシナツの同点ゴール!

今季は難しいシーズンになることを予想する、チェルシーのアントニオ・コンテ監督。2年前のモウリーニョのように、優勝した翌シーズンに開幕から調子が上がらず、解任されてしまう『モウリーニョ・シーズン』を避けたいとコメントしていた。

その不安が的中するかのように、前半はチェルシーの低調さが目立った。アーセナルの鋭いプレッシングに手を焼き、ビルドアップがままならない。逆に、アーセナルはボールを持ったらワンタッチ、ツータッチで動かし、最初のプレスを外した後に判断良くドリブルでスペースへ運んでくるため、チェルシーは自陣に押し込まれてしまった。

こんなときエデン・アザールがいれば。一度プレスを避けて相手の裏に蹴ったり、あるいはカウンターからサイドチェンジなど、前へ出るアーセナルに対し、チェルシーがもっと背後の恐怖を与えることが可能だったはず。しかし、その彼はベルギー代表の活動中に負った足首の骨折から、まだ復帰できていない。前半35分にはウィリアンのサイドチェンジから、ペドロがドリブルで侵入して左足でシュートしたが、強引すぎて角度がなく、GKチェフにあっさり防がれた。アザールなら、この広く与えられたスペースをもっと活かしただろう。

しかし、0−0でハーフタイムを迎えると、後半のキックオフ直後にチェルシーが奇襲をかけた。集音マイクには、プレッシングを促すコンテの「GO!GO!」が数え切れないほど拾われ、ハイプレスで追い詰めてコーナーキックを獲得すると、セカンドボールからモーゼスが飛び出して先制ゴール。選手の頭数だけでなく、コンディションも今ひとつ整っていないように見えるチェルシーだが、今いる選手で精一杯の奇襲をかけ、成功した。