マンチェスター・シティに加入したベルナルド・シウバ

プレミアリーグの開幕が間近に迫ってきたが、優勝候補といわれるチームですら、基本形を創れずに苦しんでいる。とくにリバプールだ。ネイマールを失った(パリ・サンジェルマンに移籍)バルセロナが、その後釜にフィリペ・コウチーニョをリストアップ。移籍金9000万ユーロ(約116億円)を提示し、合意に至ったとの情報も流れはじめている。数週間前までは残留濃厚といわれていたコウチーニョだが、ネイマールの案件で市場の動きが急変した。コウチーニョの退団は時間の問題だろう。数年来の弱点であるDF陣の補強も遅れ気味だ。リバプールは、立ち上がりから苦戦を強いられるに違いない。

コミュニティーシールドを制したとはいえ、アーセナルの台所も厳しい。テオ・ウォルコット、アレックス・オクスレイド=チェンバレン、ジャック・ウィルシャーなど、チームに対する忠誠心、モチベーションが薄れてきた選手が宙ぶらりんになり、アレクシス・サンチェスも依然として移籍の噂が絶えない。要するに、不確定要素が多すぎる。時代後れのアルセーヌ・ヴェンゲル監督が続投したこともマイナス材料だ。

また、チェルシーとトッテナム・ホットスパーはプラス・アルファが少なく、なおかつ後者は新スタジアム建築のため、今シーズンはウェンブリーでホームゲームを開催する。歓声が拡散する構造のために地の利は望めず、なおかつ昨シーズンまでの本拠だったホワイトハートレーンより、ピッチの縦が5メートル長い。微妙な感覚のズレを修正するまで、時間がかかるかもしれない。