トップリーグ第11節は、12月9日、10日、全国各地で開催される。注目ゲームをピックアップするなら、10日(日曜)、大阪市・長居のキンチョウスタジアムで行われるクボタスピアーズ対東芝ブレイブルーパス(13:00キックオフ)だろう。前節、東芝は27−22でヤマハ発動機ジュビロを破った。これにより、レッドカンファレンス(RC)、ホワイトカンファレンス(WC)ともに順に争いがさらに混沌としてきた。

今季の大会方式では各カンファレンス上位2チームが優勝決定トーナメントに進むことができる。RCは、1位サントリーサンゴリアス(勝ち点43)に続いて、トヨタ自動車ヴェルブリッツ(33)が2位に浮上し、前節、NTTコミュニケーションズシャイニングアークスと引き分けた神戸製鋼コベルコスティーラーズは3位に後退した。4位の東芝も勝ち点28で残る3節を勝ち抜ければ、2位以上でフィニッシュする可能性が出てきたのだ。一方、WCは1位パナソニック ワイルドナイツ(49)が盤石の強さを発揮。2位はヤマハ発動機(36)だが、3位リコーブラックラムズ(34)とその差は2点。残り3節で何が起こるかは分からない。

東芝はここに来て5連勝で上位陣を追い上げる

東芝は、12月24日にサントリーとの対戦を残しており、2位以上の可能性を残すためにも、クボタとの一戦は絶対に落とせない。発表されたメンバーを見ると、前節の試合から先発15人での変更は1名のみ。SHの藤原恵太がリザーブに回り、小川高廣が先発する。ヤマハ発動機との戦いぶりを見る限り、11月に加入したSOスティーブン・ドナルドの存在は絶大な威力を発揮している。正確無比なハイパントは、CTBリチャード・カフイの的確なタックルを引き出し、ドナルド自身が突進することで、東芝本来の前に出るラグビーが蘇ってきた。各選手が一歩でも前に出る意識が高くなり、ヤマハ発動機のディフェンスを押し下げていた。クボタに対しても同じように戦うだろう。攻撃的なSH小川が先発することで、よりアグレッシブな攻撃が見られそうだ。