恐らく世界中の視線は、45kmほど東の「夢の劇場」という大袈裟な愛称がつけられたスタジアムに注がれるのだろう。こちらはダービー・サンデーの前座に過ぎないのかもしれない。

しかし、これだけは断言できる。マージーサイドにもようやく日が差してきたと。リヴァプールの地元紙『Liverpool Echo』のHPに目を通していると、浮かれ具合が伝わってくる。

「何をそんなに心配していたんだ?」と地元記者は綴る。試合前に、選手や監督が「伸るか反るかの大一番」や「決勝戦だ」と自ら鼓舞していたCL最終節で、まさか7-0の記録的な大勝利を収めるなんてね。マージーサイドの赤は、燃えに燃えているのだ。「15点入っていたかも」とマッチレポートで欲張った記者は、「再び“ファブ・フォー”が綺麗な旋律を奏でた」と伝説的バンドを引き合いに出す定番の賛辞を送った。