チャンピオンズリーグ・グループステージ第6節、リヴァプールは本拠アンフィールドでスパルタク・モスクワに6−0の圧勝。フィリペ・コウチーニョとサディオ・マネのコンディションが整った前線の破壊力はプレミアリーグ、いや、世界屈指といって差し支えない。

ただ、守備面の不安は依然として解消できず、筋肉系のトラブルで直近2試合を欠場しているジョエル・マティップに加え、前述のS・モスクワ戦でアルベルト・モレノが足首を負傷。週末のマージーサイド・ダービーに出場することが難しくなってきた。選手個々の能力、組織としての連携など、トップ6のなかでは守備面で大きな後れをとっているにもかかわらず、レギュラーDF2名の戦線離脱は痛すぎるダメージだ。

一方、対戦相手のエヴァートンは、サム・アラダイス体制発足で高揚感が漂っている。なにかにつけて理屈っぽかったロナルド・クーマン前監督と異なり、アラダイスはすべてにおいてストレートである。選手たちは小難しい戦術論から解放され、生き生きとしてきた。

とくにウェイン・ルーニーは14節のウェストハム戦でハットトリック、前節のハダースフィールド戦では絶妙のスルーパスでドミニック・カルヴァート=ルーウィンのゴールをデザインするなど、本来の調子を取り戻しつつある。エヴァートンにとって、数多くのビッグファイトを知る男の復調は心強い。