横浜には、とんでもなく硬いアイスクリームが存在するという。

バニラアイスの上に中国のお菓子「月餅」が載せられた崎陽軒の「横濱月餅アイス」がそれだ。2017年6月1日から販売されている新製品で、その美味しさもさることながら、「硬さ」という側面から、ツイッター上では密かな盛り上がりを見せている。話題になるほどの硬さとはどのようなものなのだろうか......?

スプーン、通りません

月餅の本場・香港では、アイス月餅など新たなスタイルの月餅が登場して人気を博しているというが、崎陽軒の月餅アイスは、月餅を丸ごとアイスクリームに載せた、もとい埋め込んだものだ。

何やら硬いらしいし、確実に美味しいだろうし、最高の状態で食べてみたい、との思いを抱え、今回訪れたのは崎陽軒の横浜駅東口ジャスト1号館ティーラウンジ店だ。

横浜駅から数分、みずほ銀行の裏手、アニメイトなどが立ち並ぶ通りにあるお店で、中には飲食スペースがあるため、ガッツリと冷やされた月餅アイスが食べられるのだ。

入店して早速月餅アイスを頼むと、店員の方から

「非常に硬いので、しばらく溶かしてから召し上がってください。そうすると月餅とアイスがなじんでより美味しくなります」

と、早速「かたいよ」との忠告が。容器にも霜が降りており、強めに握ってもビクともしない。写真では全く伝わらないのが残念だが、確かに前情報通りの硬さのようだ。

月餅アイス

店員さんの忠告を無視し、スプーンをアイス部分につきたてようとしてもかなり苦労する。これは確かにしばらく待った方がいいだろう。

原材料の2番目には月餅。

そうして程よい柔らかさになった段階で食べ始めたのだが、アイス単体でもかなり美味しい。そして月餅と一緒に食べると......と思ったのだが、アイスは程よく柔らかくなっていても、冷やされた月餅は未だに硬いままだった。周囲のアイスを掘り、月餅を確認したところ、通常の月餅の半分ほどの厚みだった。

通常品と比べると月餅の厚みは半分ほど

なんとか月餅を切り分け、アイスと一緒に食べてみると、月餅の生地とあんこ、そして少し溶けかけたアイスが絡まって非常に美味だった。確かにこれは少し溶かして食べるのが正解のようだ。

月餅アイスのおススメは、液体気味になったアイスを月餅につけ、ソース感覚で一緒に口に入れる食べ方だ。店員さんの言うとおり、月餅がアイスに絡まり、一体感が増してより美味しい。入手できる店舗は限られているが、連日真夏日を記録している2017年の夏にはピッタリの品だろう。