「こんなハニワがユネスコに通用するとは思えない」。大阪府の百舌鳥(もず)・古市古墳群が世界文化遺産登録への国内推薦が決まったことを受けて、ユニークな発言で注目を集めたご当地キャラ「ハニワ課長」が引退を示唆したと報じられ、ネット上で惜しむ声も出ている。

ハニワ課長は、大阪府堺市の百舌鳥古墳群の世界文化遺産登録を応援するキャラで、2014年に生まれた。スーツを着てハニワのお面を被ったような姿が印象的だ。

「故郷の古墳に帰ってもいいのかな」

2015年にテレビのバラエティ番組に出演し、「開いた口が塞がりません」「目が点になります」と埴輪に引っかけた発言を連発した。それが受けて、ネット上でも注目されるようになり、自らのフェイスブックを開設するまでになった。堺市役所勤務と思い込んでいるという設定で、市のPR活動を手伝っても来た。

報道によると、国内推薦が2017年7月31日に決まり、ハニワ課長は、市民らとくす玉を割って決定を祝った。また、記者団の取材にも応じて、「ポーカーフェイスなんであまり伝わらないですが、やったーという気持ちだけはあります」と喜びを表した。

記者団の質問に答えるハニワ課長(以下、堺市提供)

しかし、「こんなハニワがユネスコに通用するのか、天皇陵の尊厳を損ねないのかという心配があります」と弱気なところも見せた。そして、「これで役目を終えられたと思っているので、もうそろそろ故郷の古墳に帰ってもいいのかなと思っています」と引退をほのめかしたともみられる発言をした。

堺市「仕事で何かできないか検討」

百舌鳥(もず)古墳群

ツイッター上では、ハニワ課長のPR活動が報われたことに、「ハニワ課長やったね!」などと讃える声が出る一方、引退示唆に驚く向きも多かった。

えっ?ハニワ課長引退?
- はこはち (@hacohachi811881) 2017年7月31日

ハニワ課長、万人ウケはちょい難しいけど...
がんばってはったのに引退とか言われるとなんかせつない。。(*´`*)
- 燦燦 みやりーぬ (@miyat2015b) 2017年7月31日

古墳ついに推薦されたんか。ハニワ課長このまはま続投してくれねーかなw
- ぱるお (@misaki_pro) 2017年7月31日

そこで、堺市広報部のシティプロモーション担当者にJタウンネットが話を聞くと、担当者はこう説明した。

「確かに、本人は報道されたようなことを言っていましたけれど、まだどうするか何とも言えない状態です。また、私どもの仕事で何かできないか検討するつもりでいます。ユネスコ登録までは、まだ2年もありますからね」