全国の都道府県は、気象情報やスポーツ大会で地方分けされることが多いが、何地方なのかはっきりしないのが新潟県だ。

例えば、NHKニュースのツイッターアカウントが2017年8月2日に投稿した「北陸・新潟県・東北が梅雨明け」の速報記事に対し、ツイッターでは「なぜ、新潟県だけ独立しているの?」ということが注目された。

このとき、AKBグループのNGT48の公式アカウントも「NGT48立ち上げ当初、私もぶつかったこの謎、宇宙の真理と同じく永遠のテーマなのかもしれません」とつぶやいている。

新潟県は何地方なのか調べると、気象庁のホームページで地域別に見た場合、富山県、石川県、福井県とともに北陸地方に分類されている。一方で、スポーツでは人口の調整のために「北信越」に分類されたり、過去には国が制定した法律において東北地方に含まれたりしたこともある。

そこで、Jタウン研究所では「新潟県は『何地方』?」をテーマに都道府県別のアンケート調査を行った(総得票数1423票、2017年8月3日〜10月3日)。

全国の読者から集めた票が示した結果は―――。

ほとんどが「北陸」「北信越」に集中

全国的な結果を見ると、新潟県は「北陸地方」という票が全体の36.5%で最も多かった。次いで「北信越」が僅差の35%。この2つにほとんどの票が集中した。

白抜きの県は得票なし

次に、北陸地方の石川県、富山県、福井県の結果を見てみよう。最も多かった回答は「北信越」と「東北地方」で、気象庁では分類されているにも関わらず、新潟県が北陸の仲間だと思っている人は少ないという、意外な結果となった。

国内ツアーのウェブサイトやガイドブックを見ると、やはり新潟県は北陸の旅からは外れていることが多い。長野県や山梨県と共に甲信越地方として区別されるケースが多いようだ。

「独立」と考える県民が意外といる?

さて、当事者である新潟県はどうか。

最も多かったのは、北信越で37.6%。次に独立24.8%、北陸地方18%、中部地方9%、関東圏6%、東北地方4.5%という結果が出た。新潟県でも北陸地方という意識は薄いようだ。独立だと思う人は4人に1人くらいはいるかもしれないというのが驚きだった。

town20171005141017.jpg

今回のアンケートで一番票数が集まった東京都(897票)の結果は、1位が北信越で45.2%、2位は北陸地方で22.5%、そして3位には、独立が13.2%であがった。

「北信越」が多いのは、スポーツ競技の地方予選大会などの影響が大きいかもしれない。例えば、高校野球の場合、北信越地区大会に分類されるのは、新潟、長野、富山、石川、福井の5県だ。

記者が注目したのは、「独立」を選んだ人の割合が新潟県と東京都で目立って多かったこと。

東京に住む新潟県出身者は多いといわれているし、はっきりしない立ち位置に、いっそのこと「独立したい!」と思う新潟県民がけっこういるのかもしれない。