感染予防対策のために、欠かせない存在になったアルコール消毒液。

街中のいたるところにボトルなどの置かれた消毒コーナーが設置されているのは、今や当たり前の光景となっている。

そんな中、ツイッターではJR御茶ノ水駅(東京都千代田区)で「センスと意識高め」のアルコール消毒液が目撃され、話題となっている。

2021年4月16日、ツイッターユーザーのあすたりすく(@akiba_asterisk)さんはJR御茶ノ水駅の聖橋口改札で、駅名看板を模した標示がついた手指の消毒コーナーを発見した。その名も「消毒駅」。

これはハイセンス(画像はあすたりすく@akiba_asteriskさん提供)

消毒液の隣駅は、「対策」と「習慣」となっており、細部までのこだわりが感じられる。

面白く、それでいて感染予防への意識も高い。駅に設置されているからこそいっそう良さが引き立っている素敵な標示だ。

英訳で

「Hand sanitizer Sta.」

と書いてあるのも、何だかシュールで笑ってしまう。

この投稿に、ツイッターでは

「きちんと対策するだけでなく、ほっこりさせられる」
「無賃乗車は御法度だけど、無菌乗車は推薦されますねぇ」
「対策から習慣にしていこうということですか」
「なんとも、センスが良い!粋ですな」

といった反応が寄せられている。

若手社員が考案

Jタウンネット記者が20日、投稿者のあすたりすくさんに話を聞いたところ、この写真を撮影したのは16日午前のこと。あすたりすくさんは、よく御茶ノ水駅を訪れているそうだが、この撮影日までは存在に気がつかなかったという。

改札口に設置(画像はあすたりすく@akiba_asteriskさん提供)

ではこの消毒駅、いったいいつから、どのような経緯で設置されたものなのだろうか。

記者はJR東日本東京支社の広報を通じ、JR御茶ノ水駅を取材し、21日、担当者から回答をもらった。

聖橋口改札内に「消毒駅」が設置されたのは3月の中旬頃。

きっかけは、地元商店街の「お茶の水茗溪通り会」から消毒液用のディズペンサーの提供があったことだという。消毒液は同商店街の各店舗にも設置されているそうで、

「安心して『御茶ノ水』というまちに訪れていただけるように地域一体となって取り組みました」

と担当者。また、

「御茶ノ水駅周辺には大小問わず数多くの病院が点在しており、お客さまとともに感染予防に取り組んで医療従事者を応援したい想いから実施いたしました」

とも語る。なお、今回話題となった「消毒駅」という名称については、

「当駅の若手社員3名の発想から決定いたしました」

とのこと。駅看板風の標示についても、御茶ノ水駅オリジナルのものだそうで

「社員の間で『無造作に置かれていることが多い消毒液を、少しでもお客さまの目に留まりやすいものにしたい』という社員の発意から御茶ノ水駅で作成しました。
多くのお客さまの目に留まるものなのでリアルなデザインを追求して作成しました」

とこだわりを明かした。

リアルなデザインを追求(画像はあすたりすく@akiba_asteriskさん提供)

4月21日夕方現在、ツイッターでは10万近い「いいね」が寄せられているこの消毒駅。こういった反響に対し、担当者は

「『あれいいね!』『おもしろい!』等、多くの好評をいただいています。
社員の有志で頑張って作成したものなので反響をいただき嬉しいです」

とコメントした。