2021年10月18日に投稿された次のようなツイートが、いま話題となっている。

同じ駅のホームで撮った写真が2枚並べられているようだが、まったく違う光景だ。1枚は、なだらかな山が映っている。もう一枚には高層ビルがズラリと並ぶ。

ツイッターユーザーの「たけり」(@Tooonion0122)さんが「つくばエクスプレス」沿線の駅で撮影したという対照的な景観には、3万1000件を超える「いいね」が付けられ、いまも拡散中だ(10月20日現在)。

ツイッターには、こんな声が寄せられている。

「全く違う景色ですね!」
「駅の放送も都会方面、田舎方面と言ってくれないかな。銀河鉄道999風に」
「めっちゃTX」
「こういうの見るたび、茨城と千葉を一緒に扱うのは失礼だと思う」
「千葉住み茨城勤めしてたことあるけど、どっちもいいところだよ」
「そーゆー駅、結構ありますね。新横浜、新松戸、新座、千葉...所沢も少し前までそうだったw」

TXとは、「つくばエクスプレス」の略称だ。東京・秋葉原から埼玉・千葉をとおって、茨城・つくばへつながる首都圏新都市鉄道の路線。

共感が込められた感想が多数つぶやかれているが、おそらく首都圏郊外に住んだ経験のある人からであろう。

ところで「つくばエクスプレス」の、どこの駅だろう? Jタウンネット記者は投稿者「たけり」さんに聞いてみた。

「そのギャップ、改めて感じました」

投稿者「たけり」さんは、撮影時の状況をこう話してくれた。

「撮影した場所は、多くの方がお気づきの通り、つくばエクスプレス線の『柏たなか駅』です。投稿直前の、10月18日11時頃のことです。駅に着いてから電車が来るまでに時間が少しあったので、ホームから見える景色を眺めていました。カメラを向けたのは何となくというか、たまたまです」(「たけり」さん)

「柏たなか」駅は、通学に使う駅で、よく利用しているそうだ。

「空気が澄んだ日などは、柏たなか駅のホームからは筑波山がよく見えるので、以前からよく写真を撮っていました。この日も筑波山にカメラを向けていたのですが、そういえば逆側(秋葉原方面)を撮ったことって無いよな、と思い撮影しました。撮った写真を並べてみると、日々見慣れている景色のはずなのに、そのギャップを改めて感じましたね。
つくば方面、筑波山の手前の緑は、柏市内の田んぼと利根川の土手ですね。筑波山を除けば、写真にうつるほとんどは、実は柏市内にあるものなんです」(「たけり」さん)
「たけり」(@Tooonion0122)さんのツイートより、つくば方面

柏たなか駅(千葉県柏市)は、柏の葉キャンパス駅(同・柏市)と守谷駅(茨城県守谷市)の間に位置している。秋葉原駅まで普通電車で約40分......、意外と近い。つくば駅までは約25分といったところ。

利根川をはさんで向こう側が茨城県だ。

「秋葉原方面の高層の建物は、柏の葉キャンパス駅付近のマンション群などだと思います」と、投稿者「たけり」さん。

「たけり」(@Tooonion0122)さんのツイートより、秋葉原方面

柏の葉キャンパス駅は、柏の葉公園と東京大学柏地区キャンパスがあることから、名付けられたらしい。駅周辺には、大手不動産会社が開発した高層マンションや、商業施設のある高層ビルが林立している。一見、秋葉原のビル街かと見間違えそうだが、東京の高層ビルとは明らかに違う。

ツイッターの反響の中で、印象的だったことを聞いてみた。

「鉄道ファンや柏たなか駅利用者からの反応をたくさんいただきました。『懐かしい』の声も多かったです。 また『君の名は。』みたい、との声もありました。
とはいえ、つくば方面の開発も進んでいるので、皆さんがイメージするよりも発展していると思います」(「たけり」さん)

景色の違いなんかを楽しみながら、つくばエクスプレスで旅をする――アリだと思う。住んでみたい場所が見つかる可能性も......?