「SF映画のワンシーンかな?」

思わずそんな感想を抱かずにはいられないネオン看板が、ツイッターで話題になっている。

雰囲気がある(画像は7(@_szuna)さんのツイートより)

こちらは、東京都を中心に活動している学生フォトグラファー・「7」さん(@_szuna)が2021年11月17日に投稿した写真。

真っ暗な空の下、ひときわ光を放つ看板が見える。そこには、

「ポンジュース」

という見覚えのあるロゴが。えひめ飲料(愛媛県松山市)が販売するジュースのことだろう。

何にせよ、暗がりでまばゆく光るオレンジ色のネオンサインは、どこか近未来の世界を舞台にしたSF映画なんかに登場しそうな雰囲気だ。ツイッター上でも、ネオン看板に対してこんな声が寄せられている。

「レトロなのに近未来も連想する凄くよい写真ですね」
「西暦20XX年のポンジュース」
「ブレードランナーの背景にすぐ溶け込める感がある」
「サイバーパンクにあってもおかしくない」

Jタウンネット記者はこのネオン看板について、投稿者とえひめ飲料に取材した。

設置から今年で46年

「7」さんが話題の写真を撮影したのは11月某日。ある空港方面へ向かうモノレールから見えるところに、この場所はある。

「迫力がありかっこいいなと言うのが素直な感想です」(「7」さん)

たしかに独特な雰囲気があって、思わず写真を撮りたくなる。

このネオン看板は何なのか。Jタウンネット記者は29日、えひめ飲料にも取材した。

水面に映る「ポンジュース」(画像はえひめ飲料より)

同社第一営業部の担当者によると、看板は同社の前身である「愛媛県青果農業協同組合連合会」が、1975年7月に設置したもの。今年で設置46年目を迎えるが、これまでに何度もネオン管交換や外装補修を行いながら現在に至る。

直近では、2018年12月に大幅な改修が行われたそうだ。

空港利用者への広告塔として

では、どうしてこの場所に看板を設置することになったのか。

当時のことについて、同社内には資料が残っていないという。ただ、担当者が社のOBなどに聞いた話によると、このネオンは「空港利用者へ向けての広告塔」として作られたものらしい。

「当社では1969年に『ポンジュース』を発売しており、全国の消費者へ『ポンジュース』をアピールするために空港のモノレール沿いにその広告看板を設置しました」(担当者)
昼はこんな感じ(画像はえひめ飲料より)

2021年の今、「ポンジュース」のネオン看板がツイッター上で反響を呼んでいることについて、担当者は、

「最近ではネオン管からLEDなどになるなど、看板も変化してきておりますが、ネオン管にはネオン管ならではの良さがあると思いますので、多くのコメント・反響を頂いていることはポンジュース販売に携わる者として非常にうれしく思います」

とコメントしている。